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肩こりが起きるのは歯並びが原因?


肩こりで首に手を当てている女性

こんにちは!難波矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

現代社会ではインターネットが主流になり、パソコンやスマートフォンの画面を見ている機会が多いことから、肩こりに悩まされている方もいるでしょう。
中には、マッサージや整体でケアしているという方も。
しかしどんなにケアをしても改善されない場合は、歯並びに原因があるかもしれません。
今回は「歯並びと噛み合わせはどのように肩こりに関連するのか」について解説します。

なぜ歯並びが悪くなるの?

指で口を引っ張って歯を見せる女性の画像

そもそも歯並びはなぜ悪くなるのでしょうか。
ここでは、主な原因を6つ紹介します。

遺伝

歯やあごの大きさは遺伝的な要因によって影響を受けます。
たとえば、両親のどちらかが受け口や出っ歯などが生じている場合、子どもにもその傾向が現れてしまうことも珍しくありません。

口呼吸

口呼吸は、あごの骨格や歯の位置に影響を与えます
通常、呼吸は鼻で行います。
鼻呼吸で口が閉じた状態になると、口周りの筋肉が歯列に向かって力を加えます。
それに加え舌が正しい位置にあると上あごに力が加わり、歯列のアーチを広げられます。
しかし、長期間口呼吸を続けると、口が開いた状態に合わせてあごが成長し、歯並びが悪化してしまうのです。

虫歯や歯周病

虫歯歯周病は、歯を失う原因の一つです。
歯が抜けて放置すると、その空間に隣の歯が移動し、歯並びが乱れにつながる可能性が高まります。

生活習慣

子どもの頃の指しゃぶり爪を噛むなどの悪い癖も歯並びを悪化させる原因に。
また、普段からやわらかいものばかり食べていると、あごの発育に影響を与えることもあります。
大人も頬杖をついていたり姿勢が悪かったりすると、噛み合わせに影響を与え歯並びも悪くなります。

舌の位置

正しい舌の位置は、舌の先が上あごの歯の裏側に軽く触れている状態です。
舌の位置が下あごに下がっていると歯に力がかかってしまい、歯並びが悪化する可能性があります。

歯ぎしり・食いしばり

強いストレスを感じると、無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方も多いです。
これらの習慣は歯に強い力がかかり、動いてしまうことも。

肩こりと歯並びの関連性

肩こりで首に手を当てている女性

歯並びが悪いと肩こりが引き起こされるのは、口周りの筋肉が緊張するからです。
歯並びの悪さが原因で口周りの筋肉が適切に機能しなくなり、これが全身の筋肉に影響を及ぼし、肩こりにつながります。

このような現象は意外に思われるかもしれませんが、口腔内の状態が全身に影響を与える例として知られています。
以下の3つのうち1つでも当てはまる方は、歯並びや噛み合わせによって肩こりが生じているかもしれません。

例1:歯並びが悪い

歯並びが悪い状態は噛み合わせもズレているため、口周りの筋肉が緊張しやすくなります。
このストレスは首周りの筋肉にも負担をかけ、肩こりや首の痛みを引き起こしてしまうのです。

例2:虫歯

虫歯が進行すると歯や歯茎に激しい痛みが生じます。
この痛みが口周りの筋肉を緊張させ、首や肩に影響を及ぼすことも。

また、虫歯が大きく頭がない状態を放置していたり、抜けたまま放置していたりすると、両隣の歯が倒れてきて噛み合わせが変化してしまうことも珍しくありません。
お口周りやそこにつながる肩の筋肉が緊張し、肩こりが生じてしまうのです。

例3:歯ぎしり

歯ぎしり食いしばりは、あごの筋肉に大きな負担をかけます。
あごの筋肉は、首や肩の筋肉と連携しているため、肩こりを引き起こすことも。
また、歯ぎしりは睡眠の質を低下させ、全身の緊張を高める原因となります。

3つとも共通して言えることは、「噛み合わせが微妙にズレている」可能性があることです。
ズレがあると、本能的に噛みにくい部分を避けて噛む習慣が身についてしまいます。
その結果、体や頭が噛んでいる方向に傾き全体的に正しい位置からずれてしまうのです。
このときにバランスを取ろうと筋肉が常に働き、筋肉が緊張状態になり続けるため肩こりにつながります。

【肩こり以外にも!】歯並びが悪いと起こり得る症状

口に手を当てながら驚く女性

悪い歯並びや噛み合わせは肩こりだけでなく、身体に以下のような症状を引き起こす可能性があります。

頭痛

歯並びが悪く口周りの筋肉が緊張状態になると、近い位置にある頭の血流も悪化し、頭痛の引き金となる可能性があります。
頭痛と一緒に肩こりがある方は、歯並びや噛み合わせに問題があるかもしれません。
一度歯科医院でチェックしてもらうことをおすすめします。

腰痛

悪い噛み合わせは腰痛を引き起こすことも。
特に長時間立っていたり座っていたりする機会が多いと、噛み合わせのズレに口周りの筋肉の緊張が引き起こされます。
それが身体の筋肉にも伝わり、腰痛の原因となることも。

また、猫背などで姿勢が悪くなっている方、内股など歩き方に癖がある方は、腰痛を起こしやすい状態のため注意が必要です。

顔の歪み

噛み合わせがズレていると、片側だけで噛む癖がつくことも少なくありません。
これにより、口周りの筋肉も偏った使い方になり、顔の歪みにつながるのです。
見た目の問題だけでなく、頭痛やあごの痛みを引き起こす原因となることもあります。

消化不良

悪い噛み合わせは食べ物をうまく噛み砕くことができず、大きいまま飲み込むことになります。
ほぼ原型のまま食べ物が胃腸に運ばれてしまうと、胃もたれや下痢など症状がでる可能性が高いです。

歯列矯正で肩こりは改善する?

マウスピースを両手で持つ女性

肩こりの原因はさまざまです。
噛み合わせのズレによって口周りや肩の筋肉の緊張で生じている場合は、歯列矯正によって改善される可能性があります。

歯が正しい位置に並び、上下でしっかりと噛めるようになると、口周りの筋肉のバランスも正しい位置につきます。
これにより、口周りの筋肉が適切に働き、首や肩にかけての筋肉の緊張をやわらげる可能性が期待できるのです。
歯列矯正は主に以下の方法があります。

  • ワイヤー矯正(表側矯正):歯にブラケットを接着し、ワイヤーで連結して歯を動かす方法。
  • ワイヤー矯正(裏側矯正):歯の裏側にブラケットとワイヤーをつける方法。
    外からは見えにくいため、審美性を重視する肩に適しています。
  • マウスピース矯正:透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、数週間ごとに交換しながら段階的に歯を動かす方法。

どの矯正方法が適しているかは、検査と診断を受ける必要があります。
その結果をもとに、症状や予算、ライフスタイルを考慮し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

しかし、肩こりは複数の原因によって引き起こされるため、歯列矯正を行ったからといって必ずしも解消するとは限らないことを念頭に置いておきましょう。

まとめ

歯の模型と虫メガネの画像

悪い歯並びや噛み合わせは口周りの筋肉に負担をかけ、肩こりや腰痛など引き起こすことがあります。
噛み合わせが改善されることにより口周りの筋肉が正しい位置につきやすくなり、そこにつながる肩の筋肉の緊張がやわらいで肩こりを軽減できる可能性があります。

しかし、原因は多岐にわたるため、歯列矯正が解決策となるわけではありません。
ただ、整体やマッサージ、運動など何をしても治らない方という方は、お口の中の問題の可能性もあるの、歯科医師に相談してみましょう。

歯並びについてのご相談は難波矯正歯科へ

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