いびきは、本人は気づかないですが、周りの人がゆっくり寝られないなどのデメリットがあります。
また、いびきをかいていると、熟睡できずに身体の疲れが取れにくいこともあり、改善した方が良いといわれています。
いびきをかく原因は飲酒や疲れなども考えられますが、「出っ歯」がいびきの原因になっていることも。
そこで今回は出っ歯といびきの関係についてお話させていただきます。
いびきをかく原因とは?
いびきにはいくつか原因が考えられますが、肥満の方や下顎が小さい方はいびきが出やすい傾向になります。
また、口で呼吸する方もいびきをかきやすいといわれています。
疲れている時は、疲労を回復しようとするため、身体にたくさん酸素を取り込もうとします。
通常は鼻で呼吸する鼻呼吸が正しいのですが、酸素を取り込もうと口呼吸をすると気道に多くの空気が通るため、いびきをかきやすくなります。
また、出っ歯だと口が閉じにくく、口呼吸になりやすいといわれています。
特に寝ている間は無意識なので、出っ歯の方は口呼吸になりやすい傾向になり、いびきをかきやすいといわれています。
出っ歯の方がいびきを止めるには
出っ歯の方がいびきを止めるには、口を閉じることが改善方法ですが、寝ている時は無意識のため自分で閉じようとしても、お口が開いてしまうことが多くなります。
寝る時に口呼吸を予防する睡眠テープもありますが、対処療法になってしまうので、出っ歯を治すことが望ましいです。
そのため、根本的な原因を改善するためには出っ歯を改善する矯正治療が必要です。
お子さんの出っ歯の場合
出っ歯になる原因は顎が小さく、歯が並ぶスペースが足りないことが多いため、顎の成長を促す治療を行います。
顎の成長を利用した矯正は、お子さんの成長段階でしか行うことができない治療です。
また、口呼吸のお子さんの場合には、舌が下がっていることが多く、舌の位置が下がらないようにキープするマウスピースを就寝中につけることもあります。
大人の方の出っ歯の場合
大人の方は顎の成長が終わっているため、歯列を広げることができません。
一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正が適用になります。
出っ歯が改善すると、口が閉じやすいだけでなく、見た目の印象も大きく変わります。
また、口呼吸が改善されると、お口の中が乾燥しにくくなるため、むし歯や歯周病の予防効果も期待できます。
また、整った歯並びだと歯ブラシが当たりやすいため、お口の中をきれいに保ちやすくなります。
矯正は多くのメリットがあるので、出っ歯でいびきをかいている方にもおすすめの方法です。
まとめ
出っ歯といびきは関係ないように思いがちですが、口が閉じにくいことで口呼吸になりやすくなり、いびきの原因につながります。
いびきをかいていると、熟睡しにくいなど疲れが残ってしまう場合も。
また、口呼吸や出っ歯はむし歯や歯周病になりやすいなどのデメリットもあります。
そのため、出っ歯で口呼吸をしている方は歯並びを改善することをおすすめします。
当院はワイヤー矯正もマウスピース矯正も行っておりますので、患者さまの歯並びとご希望を考慮した治療をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。