こんにちは。大阪の難波駅から徒歩3分のところにある歯列矯正専門医院の「難波矯正歯科」です!
本日は矯正後の保定装置(リテーナー)の装着期間や保定装置の種類・注意点するポイントについてなどをお話しします。
目次
保定装置(リテーナー)ってなに?
保定装置とは、矯正治療が終了したあとに使う装置のことで、リテーナーとも呼ばれています。
歯並びの調整が終わり、キレイに整った歯並びになったとしても矯正治療の終了とはなりません。
後戻りといって歯には元の位置に戻ろうとする働きがあるからです。
後戻りを防ぎ、食い止めるために使用するのが保定装置になります。
キレイな歯並びをキープしておくために必要なアイテムになり、大切な期間でもあります。
矯正治療終了後は歯が後戻りしやすい時期
歯の矯正治療が終了した後は、まだ歯の周りの組織が安定していませんので、後戻りがしやすい時期になります。
そのため、歯もぐらつきがあり乱れてしまう可能性があります。
後戻りを防ぐためには、1日に20時間以上、保定装置の装着が必要になります。
この装着時間が守れなかったり、面倒くさくなってしまうと、再び歯が乱れ始め、がたつきが見られるようになります。
せっかく矯正治療がうまくいったとしても、
保定期間中の装置が時間通りにできずに歯並びが崩れてしまうことはよくあることなんです。
ですので、保定装置も説明された通りの装着時間と装着期間がとても大切になってきます。
追加料金を支払って2度目の矯正治療とならないようにするためにも、
歯科医師、歯科衛生士の説明をよく聞いてルールを守るようにしましょう!
保定装置を装着する目的
矯正治療は、歯の周りの組織にある歯根膜(しこんまく)という靭帯と
歯槽骨(しそうこつ)という顎の骨の関係性で歯を徐々に動かしていきます。
歯を動かしている期間は、歯根膜と歯槽骨との間に隙間ができますので、
安定せずに歯がぐらぐらとしている状態にあります。
なので、歯が動いてしまわないように固定してあげる役割が大事になってきます!
この大事な役割を任せるのが保定装置です。
保定期間中は、この保定装置が歯並びをキレイな位置にキープしてくれる大事な仕事をしてくれていることになります!
保定装置の装着期間はどのくらい?
保定装置の装着期間は、矯正治療にかかった期間と同じくらいか、少し長めに必要になるのが一般的です。
矯正治療期間が2年の方は、保定期間も2年間かそれより少し長めの期間を使って歯並びを固定します。
人によっては保定期間を終了しても、睡眠中などに保定装置を装着する人もいますが、
通っている矯正歯科クリニックの指示に従いましょう。
保定装置の装着時間はどのくらい?
保定期間中の保定装置の装着時間は、1日20時間以上が必要になります。
その後、経過を見ながら装着時間を減らしていきます。
その際には、歯科医師や歯科衛生士から説明がありますので案内に従うようにして下さいね。
保定期間中の通院間隔はどのくらい?
保定期間に入ってからの通院頻度は、矯正治療中に比べるとグッと少なくなってきます。
歯科クリニックの判断にもよりますが、保定装置を装着してから3ヶ月後・6ヶ月後・1年など、
徐々に間隔をあけての来院になり、経過を見ていく流れが多いです。
保定装置の装着時に注意することは?
1.痛みが出たら歯科医師に相談する
保定期間中は歯を動かしているわけではないので、本来痛みがでることはありません。
保定装置の装着後に痛みが出た場合には、装置が合っていないか、
歯ぐきなどの粘膜にあたっている可能性が考えられます。
我慢しないで、歯科医師または歯科衛生士に相談するようにしましょう。
2.マウスピース型保定装置は飲食時には外す
マウスピース矯正中の取り扱いと一緒になりますが、飲食するときには保定装置を外しましょう。
そうでないと、保定装置の破損につながります。
また、装着したままの飲食では食べ物がマウスピースの中に入り込んだり、
むし歯の原因にも関係してきますので、食事の時には外すようにしましょう。
食後は、歯磨きとマウスピースもキレイに洗浄してから装着することが大切です!
※過去の記事ではマウスピースの取り扱い方法も紹介しています!
→「マウスピースにも歯石が付く?」
3.破損や紛失の際には作り直し
ワイヤー固定の場合、破損や紛失などの心配はほとんどいらないですが、
保定装置がマウスピースの方は、失くしてしまったり、破れたりなど破損することも起こり得ます。
その場合には新しく作り直しが必要になりますので、歯科医師に伝えて下さい。
費用などは、歯科クリニックによって対応が異なりますので矯正治療を始める前など、事前に聞いておくのが良いでしょう。
保定装置の種類
保定装置には主に種類があり、それぞれにメリットとデメリットもありますのでご説明していきます。
1.マウスピースタイプ
透明なマウスピースで歯並び全体を覆って固定するタイプの保定装置です。
見た目はマウスピース矯正のものと変わりありません。
マウスピース矯正をしていた方は、何の抵抗もなく装着することができるはずです。
難波矯正歯科では保定期間に装着する保定装置(リテーナー)として、このマウスピースタイプを取り扱っております。
マウスピースタイプのメリット
・審美的に優れていて目立たない。見た目を気にしなくていい。
・自分で取り外しができるので、歯磨きがしやすい。
マウスピースタイプのデメリット
・歯ぎしりがある方はマウスピースに穴が空いてしまうことがある。
・装着の付け忘れがあると歯の後戻りを引き起こす。
・取り外しが可能なので、外したときに紛失する可能性がある。
2.ワイヤータイプ
前歯の裏に細いワイヤーを接着剤で固定する方法です。
ワイヤータイプのメリット
・固定式なので装着の付け忘れがない。
・歯の裏側なので、目立つことがない。
ワイヤータイプのデメリット
・舌触りに違和感がある。
・ワイヤーの周囲に歯石やプラークが溜まりやすくなる。
・ワイヤー周囲は念入りな歯ブラシケアが必要になる。
矯正治療は保定期間が終了するまで!
長く続いた矯正治療で疲れてしまう方もいると思いますが、
最後に歯並びをキレイに保つために大事なのが保定期間ということをしっかりと覚えておきましょう!
矯正治療後は、保定装置を装着しますが徐々に装着時間を短くしていき、最終的には保定装置の卒業という形になります。
舌のクセや口呼吸などがある方は後戻りがしやすいので、歯科医師の判断によって就寝時のみの使用など、
1日の中でも一定時間の装着を指示されることがあるかもしれません。
美しい歯並びをキープするためにも指示には従うようにしましょう!
矯正治療の成功には、矯正の治療期間だけでなく、矯正治療後の保定期間も大切なことをお分かりいただけたかと思います。
一生キレイで美しい歯をキープするためにも、保定装置と保定期間の重要な役割を理解して、
矯正卒業までもうひと踏ん張り頑張りましょう!
保定装置や保定期間や費用などについてわからない点があればスタッフにお尋ね下さい☆
最後に、歯並びにお悩みの方や歯列矯正をお考えの方はぜひ一度、
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ご来院お待ちしております♪
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