皆様、こんにちは。
角屋難波ビル2階にある【難波矯正歯科】です。
矯正治療中は計画通りに歯並びを改善するためには、生活習慣や癖なども関係します。
矯正治療の進み具合に悪影響を及ぼす癖で「食いしばり」が挙げられます。
今回は、食いしばりとは何か、食いしばりの原因、放置するリスク、食いしばりの改善方法を解説します。
目次
食いしばりとは
上下の歯と歯をグッと強い力で噛みしめた状態を食いしばりと呼びます。
歯を接触させることは誰しもあります。
しかし、食いしばる瞬間は基本的には身体に力を入れると同時に行われるのが理想的であり、普段は上下の歯と歯はじつは噛み合っていないのがよい状態です。
リラックス時、上下の歯はどうなっていますか?
上下の歯と歯は離れていて、唇は閉じているのがよい状態です。
そして、お口周りの筋力を不必要に使うことなく、舌先は上の顎に触れています。
反対に食いしばりが習慣化されている方は、リラックス時にも歯を強く噛み合わせてしまい、お口周りの筋力を酷使している可能性が高いでしょう。
厄介なのが本人は気付いていないことがほとんどで、家族や友人から指摘されてはじめて食いしばりに気付くことも少なくありません。
歯には自分の体重と同じくらいの力がかかるといわれていますので、歯や顎への負担がかかり続けて悪影響を及ぼします。
食いしばりの原因
原因はじつははっきりとは解明されていません。
以下のような原因で食いしばりが引き起ると考えられていますので、チェックしてみましょう。
悪い噛み合わせ
上下の噛み合わせが悪いと食いしばりは引き起る可能性が高まります。
一部の歯と歯が強く当たることから引き起ります。
自分ではゆるやかな力で噛んでいると思っていても、噛み合わせが高い部分だけがぶつかり合ってしまい、すべての歯に噛みしめる力が分散されずに一部の歯で食いしばってしまうのです。
ストレス
長時間にわたりパソコン作業をしたり、勉強したりしていると身体的に疲れが溜まることも原因といわれています。
他にも、緊張や不安などの精神的なストレスによっても引き起ることがあります。
ストレスがないときよりもストレスを感じたときの方が食いしばりをするリスクが高まります。そのため、意識的に身体を休ませたり、精神的にリラックスしたりすることが大切です。
不適切な被せ物や詰め物
不適切な被せ物や詰め物によって食いしばりが引き起ることがあります。
天然歯がむし歯になったり破折したりした場合は、被せ物や詰め物の治療を行います。
どんなに精密な被せ物や詰め物であっても天然歯に勝ることはなく、数mmのずれがでるだけで噛み合わせが乱れることがあります。
たとえば、髪の毛や魚の骨など細いものであっても噛み合わせてみると違和感があると思います。このことから少しだけ修復物が高いだけでもお口の中にとっては違和感がありストレスにもつながります。
矯正治療による違和感や痛み
矯正治療をはじめると歯並びの見た目はもちろん、適切な噛み合わせに整える段階で一時的に違和感や痛みにより食いしばりが引き起ることがあります。
矯正治療が終われば適切な噛み合わせに整えられるため改善されることがほとんどです。ただし、食いしばりが強い方は治療が計画通りに進まないことや歯の破損が引き起るリスクがあります。
食いしばりを放置するリスク
食いしばりを放置するリスクは、以下が挙げられますので放置することは望ましくありません。
矯正治療中にも悪影響を及ぼしますので、詳しくみていきましょう。
歯の破損
歯や顎の負担がかかり続けて最悪の場合、歯が割れたり欠けたりすることがあります。歯の寿命が短くなるリスクが高まりますので、早めに改善してお口の健康を守りましょう。
顎への負担
歯だけではなく顎の負担もかかり続けます。
顎に負担がかかると「お口が大きく開けられない」「お口を開けると顎から音が鳴る」「お口を開けるときに痛む」などの症状が現れる顎関節症が引き起るリスクが高まります。
顎関節症が悪化すると改善するにも時間がかかりますので、歯列矯正など行い顎関節症を予防するとよいでしょう。
歯並びの乱れ
歯に力がかかるため、歯が思いもよらない方向に移動したり、歯が傾斜したりすることがあります。
また、矯正治療中には計画通りに歯並びが改善しないリスクが高まります。さらに、歯に装置するマウスピース型矯正(インビザライン)は対応できないこともありますので治療前に相談しましょう。
肩こりや首こりなどの身体の不調
食いしばりすると、全身にも力が入っているのがわかると思います。
歯や顎へ力がかかるのと同時に、いつもは使用しない筋肉を酷使することがあります。グッと強い力で歯を接触させるとお口周りの筋力を使用したり、首回りの筋肉も使用したりします。
その結果、肩こりや首こり、腰痛やめまいなどさまざまな身体の不調となって現れることもあります。
噛み合わせなどのバランスが崩れると体幹など身体のバランスも乱れるのです。
歯周病の悪化
歯周病とは、細菌感染症のうちのひとつで歯ぐきの出血や腫れなどの炎症からはじまり自覚症状はほとんどないといわれる恐ろしい病気です。
歯周病に気付かずにいると歯を支えている顎の骨が溶かされて、歯が動いたり歯が抜けたりすることも。歯周病は細菌により感染するのですが、食いしばりで歯周病の進行が早まることがあります。
歯を支える顎の骨が破壊されやすいことがわかっています。
顔貌の変化
顎の筋肉が発達するためエラが張ることがあります。そのため、食いしばりする前と後では顔貌が変化したと感じることも。
睡眠の質の低下
食いしばりにより睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。就寝中もしている可能性があり、身体がリラックス出来ずにぐっすり眠れないリスクが高まるのです。
食いしばりの改善方法
食いしばりの改善方法をみていきましょう。
ナイトガードをする
一般歯科でナイトガードを製作して歯に付けることで軽減する方法があります。マウスピース型のトレーを歯に装着してクッションを挟むことで上下の歯がこすれ合うのを防ぎ、歯や顎にかかる負担を軽減することができます。
歯並びを改善する
食いしばりが引き起る原因として悪い噛み合わせが挙げられますので、根本的な解決をめざすなら歯列矯正を行いましょう。ただし、矯正治療中にも食いしばりが続くことがあるため、取り外し式のマウスピース型矯正(インビザライン)ではなくワイヤー矯正が向いています。
ストレスの発散
食いしばりするタイミングは疲れやストレスが溜まっている傾向があります。そのため、意識的に疲れていると感じたときは休憩したり、趣味などでストレスを発散したりすることで症状が軽減することもあります。
歯科医院に定期検診にいく
食いしばりの原因である悪い噛み合わせを発見するためにも定期的に歯科医院に通院することが大切です。たとえば、古い詰め物や被せ物により噛み合わせが乱れることがあるため歯科医院で診てもらうことで早期発見・早期治療につなげることができますよ。
まとめ
食いしばりは、歯や顎への負担だけではなく身体にも悪影響を及ぼすとわかりました。
矯正治療中では治療に支障が出ることもありますので、カウンセリング時や治療前に相談するのが望ましいです。食いしばりがあっても矯正治療を進めることは可能ですのでお気軽にお声かけ下さい。
当院ではカウンセリングでお悩みを聞かせていただき、精密検査(有料)後の診断にて治療法をお伝えしております。ご自身の治療法に関して詳しく知りたい方はぜひカウンセリングからお越しください。
南海難波駅より徒歩3分の立地ですので買い物の途中やお仕事帰りにも通いやすいです。
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