ブログ

口内炎は歯科矯正で解消されるって本当?


みなさん、こんにちは!大阪の矯正歯科医院「難波矯正歯科」です。

お口の中がヒリヒリして痛む……と、口内炎で悩まれていませんか?
唇や舌、頬などにやわらかい粘膜にできる口内炎。
もしかすると、原因は悪い歯並びかもしれません。
今回は、口内炎は歯科矯正で解消されるのか、口内炎の種類、対処方法などを紹介します。

口内炎は歯科矯正で解消ができる!

マウスピース矯正,マウスピースを持つ女性

口内炎がよくできて悩まれている方も少なくありません。
もしかすると、悪い歯並びによって口内炎が繰り返されているのかも。
このようなケースは、歯科矯正で口内炎を解消できることがあります。
まずは、悪い歯並びによりどうして口内炎ができるのか例をみてみましょう。

  • 唇や舌を噛んでしまう
  • 栄養がしっかり摂れていない
  • ストレスがかかっている

などが挙げられます。
歯並びが悪いと、上下の噛み合わせも安定しません。
すると、唇や舌、頬を思いもよらずに噛んでしまうこともしばしばあります。
毎回同じ部位に口内炎ができる、食事のときによく粘膜を噛んでしまう方は、
噛み合わせが乱れていることが原因かもしれません。
噛み合わせが悪いとしっかり噛むために、上下の顎をずらしてしまうことがあり、
粘膜だけではなく顎にも負担がかかります。

また、歯並びが悪いせいでやわらかいものなど食べやすいものばかりの食事になってしまうと、
栄養バランスが乱れてしまいます。
その結果、口内炎ができることもあるのです。
さらに、歯並びが悪いことをコンプレックスに思っている方は、知らず知らずのうちにストレスを抱えてしまい、
口内炎の原因になるのです。
上下の噛み合わせが悪いと、歯ぎしりや食いしばりを引き起こすことがあり、
就寝中に無意識に行うことで睡眠不足になることがストレスにつながることもあります。
悪い歯並びは、見た目だけではなく心身共に悪影響を与えて、口内炎の原因になることがあるのです。
このことからわかるように、歯並びやかみ合わせを歯科矯正で整えることで口内炎になりにくいお口の環境に導けます。

矯正治療中に口内炎になるの?

悪い歯並びは、口内炎の原因になることがわかりましたね。
そして、歯並びが整うまで矯正治療中も口内炎になることがあります。
歯並びが悪い状態で、矯正装置を装着するため、普段よりも食事に制限がでたり、
器具が粘膜に触れたりするようになるため、口内炎ができることがあるのです。
矯正治療前よりも、口内炎が増えた!と驚かれることもあるかもしれませんが、
一時的なものがほとんどですので、しっかり対応していきましょう。

口内炎の種類

口内炎

ここからは、口内炎の種類を解説します。

カタル性口内炎

一つ目は、カタル性口内炎です。
これは、以下のような原因で引き起る口内炎です。

  • 矯正器具が粘膜に触れる
  • 熱いものを食べてやけどをする
  • 粘膜に傷ができているとき

カタル性口内炎は、物理的な刺激により発症する口内炎です。
お口の中をみると、赤く炎症を起こしているのがわかります。
放置すると、白くただれてひび割れた状態になるのが特徴です。
カタル性口内炎ができると、刺激物を食べたときにしみるようになります。
症状が進行すると何を食べても味を感じられなくなることも。
中には、急に唾液の量が増える方もいらっしゃいますので、このような症状があればカタル性口内炎を疑いましょう。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は、口内炎の中でも一番多い状態です。
頬や唇、舌、歯ぐきなどやわらかい粘膜に現れる口内炎で、縁が赤く中心はくぼんで白くなっています。
粘膜との境が明瞭なので発見しやすいでしょう。
放置すると、出血を伴うケースもありますが、発熱やリンパの腫れはみられません。
アフタ性口内炎ができると、何を食べてもしみるようになり苦痛に感じることもしばしばあります。
はっきりした原因はわかっていませんが、免疫力が低下していることで引き起こされるといわれています。
時間が経つと改善されることがほとんどですが、長引いたり痛みがひどかったりする場合は、歯科医院を受診しましょう。

ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎は、ウイルス感染が原因で引き起こる口内炎です。
原因となるウイルスは、「ヘルペスウイルス」「クラミジア」などが挙げられます。
2~10mmくらいの水膨れができるのが特徴です。
丸くて白い水ぶくれが密集して、2~3個くらい現れることも。
水膨れがなくなると、かさぶたになり自然消滅することがほとんどです。
ウイルス性口内炎ができると、発熱やリンパの腫れが診られることがあります。
感染症のため、唾液が飛沫したり、接触したりすることで他人に感染します。
また、お口の中でも水膨れがつぶれることで他の粘膜に感染が広がることもあるので、早めに治療した方がよいでしょう。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、お口の中にいるカンジダ菌によって引き起こされる口内炎です。
歯磨きなどが不十分でカンジダ菌が増殖することで口内炎が引き起こされます。
矯正治療中に歯磨きが不十分になるとできることがあります。
矯正治療よりも入れ歯を装着している方に多くみられる口内炎の一つです。

アレルギー性口内炎

アレルギー性口内炎は、矯正装置に使用されている金属に身体がアレルギー反応を起こして引き起こされる症状です。
金属にアレルギーがある方は、歯科矯正装置のワイヤーが原因でお口の中がただれることがあります。
また、お口の中だけではなく身体にもアレルギー反応が引き起ることもあるため、気付く方も多いでしょう。
手足にかゆみがでたり、肌が荒れたりします。
ピアスやネックレスなどで金属アレルギーがある方は、矯正治療をする前に歯科医師に伝えておきましょう。
矯正器具の装置に金属アレルギーを引き起こしにくいチタン製のものを使用することもできます。
また、矯正装置に金属を使用しないために、マウスピース型矯正を選択することも可能です。

口内炎への対処法

口内炎ができてしまったときは、放置せずに早めに対応したいものです。
口内炎ができたら、ご自宅もしくは歯科医院を受診して対処していきましょう。

軟膏

市販でも販売されていますが、口内炎ができたら軟膏を塗りましょう。
唇はもちろん、お口の中の粘膜にも塗ることができる軟膏があります。
外部の刺激からカバーしてくれて、一時的に痛みやしみる症状をやわらげてくれます。
さらに、薬剤によっては有効成分が配合されているため炎症を抑えることも期待できますよ。

ワックス

歯科矯正用ワックス

矯正装置の刺激により口内炎ができてしまった場合は、
装置にワックスを塗布することで刺激から粘膜を守ることができます。
ワックスは、透明で指で簡単に適度な大きさにすることが可能です。
たとえば、歯の表面に付着しているブラケットの上やワイヤーに貼り付けることができます。
歯並びが整ってくると余分なワイヤーが一番奥から伸びて出てくることがあり、
頬に突き刺さることがあるため、そこをワックスでカバーします。
矯正歯科に受診する時間がすぐ作れない方は、応急処置になりますが、ワックスを使用してみましょう。

レーザー治療

口内炎がひどくなったり、繰り返されていたりしている場合は、レーザー治療で口内炎を治療しましょう。
レーザーで口内炎を焼くのですが、ほとんど痛みはありません。
炎症を起こしている粘膜にだけ反応しますので、安心してください。
また、出血することもほとんどなく、すぐに止血されます。
すぐに食事することも可能ですので、繰り返される口内炎がある方は、レーザー治療をしてみましょう。

歯科矯正

裏側(リンガル)矯正,模型

悪い歯並びにより唇や頬を噛んでしまう方は、歯科矯正がおすすめです。
当院では、目立ちにくい矯正装置である「裏側矯正」「マウスピース型矯正」をご用意しています。
裏側矯正についてもっと詳しく見る>>
マウスピース矯正について詳しく見る>>

患者さんのライフスタイルに合わせて選択することが可能ですので、お気軽にご相談ください。
無料カウンセリングのご予約はこちら!

0120-118-387 24時間受付
WEB予約