みなさん、こんにちは!難波矯正歯科です。
「下の歯や顎が出ていて、上手く笑えない……」というお悩みはありませんか?
実は下の歯や顎が出た状態になる「受け口」の方は、上手く笑顔に笑えないことがあります。
しかし、受け口の施術を行えばこのようなお悩みを解決できることがほとんどです。
今回は、受け口の特徴や上手く笑えない原因、施術方法などを解説します。
目次
受け口とは?
まずは、受け口の特徴や原因を解説します。
受け口の特徴
受け口とは、下の歯が上の歯よりも唇側にある状態のことをいいます。
通常は、下の歯に上の歯が3分の1くらい覆いかぶさるくらいがよい歯並びの特徴です。
しかし受け口になると上下の噛み合わせは反対になるため、反対咬合(はんたいこうごう)と呼ばれることも。
さらに、歯並びの問題だけではなく下の顎が大きすぎたり上の顎が小さすぎたりするなどの理由で、上下の顎のバランスが崩れて下顎が前方に出た状態である受け口になることもあるのです。
矯正歯科では、受け口を「下顎前突(かがくぜんとつ)」に分類します。
受け口の原因
ここからは受け口の原因を「遺伝」「骨格性」「生活習慣」の3つにわけて解説します。
遺伝
受け口が遺伝するというのは、
- 下の歯が大きい
- 下の顎が大きい
- 上の顎が小さい
などの状態が両親に似るということです。
顎や歯の大きさや形が両親に似ることで、受け口になるリスクが高まります。
ただし、必ずしも受け口が遺伝するわけではありません。
悪い歯並びになる2割くらいは遺伝といわれています。
そのため、心配であれば早めに矯正歯科に相談にお越しください。
骨格性
上下の顎の形や大きさが成長により変化した時に、骨格に問題が引き起こると受け口になります。
顎の成長は、小学生から中学生くらいの思春期の時期に旺盛になります。
上の顎は、頭蓋骨と一緒に成長をして、下の顎は身体の成長とともに大きくなります。
そのため、身体が成長する18歳くらいまでは受け口になる可能性があるのです。
幼いころは受け口ではなくても、成長するとともに受け口になることがありますので、注意が必要です。
生活習慣や癖
受け口になる原因の多くは、生活習慣が多いと考えられます。
顎の大きさや歯の傾斜などは、生活習慣や癖により変化することがあるからです。
遺伝ではなく、じつは両親と同じ生活習慣であることで受け口になることも。
幼いころからの生活習慣や癖は成長するほど改善するのが難しくなりますので、早めに改善しましょう。
以下のような生活習慣や癖がないでしょうか?
- 下の歯で上の唇を噛む
- 爪を噛む
- 下の顎をずらして噛む
- 頬杖をする
- やわらかいものばかり好んで食べる
- 口呼吸
- 猫背
下の歯が傾斜して受け口になる原因として挙げられるのは「唇や爪を噛む癖」があります。
1回くらいでは歯並びが変化することはほとんどありません。
しかし1日に何度も長時間同じ癖を続けると歯に力がかかるため、受け口になるリスクが高まりますよ。
また、下の顎をずらして会話したり食事したりする癖がある、頬杖をする癖がある方は、下顎の位置が変化して受け口になることがあります。
下顎を前方に出すことが習慣化すると、悪い姿勢になるのと同じように、その位置で顎が定着するリスクがあるのです。
重症化すると顎に負担がかかり急にお口を開けられなくなる方もいらっしゃいますので、適切な位置で噛み合わせるようにしましょう。
さらに、食事メニューも顎の成長を左右することがあります。
食べやすいからといって柔らかいものばかり好んで食べていては、顎によい刺激が伝わらずに顎が健全に成長しません。
和食を中心に年齢にあう食材の大きさでメニューを考えましょう。
他にも、猫背で姿勢が悪いと、下顎が下方に引っ張られるため口呼吸になりやすいです。
そして、口呼吸が続くと唇で下の歯を支える力が減り下の歯が前方に出てしまう恐れがあります。
受け口で上手く笑えなくなる原因
受け口で笑えなくなる原因は、以下が挙げられます。
筋力の低下
受け口の方は、お口周りの筋力が低下していることが多いです。
前歯が邪魔をしてしっかりお口を閉じられないため、お口を開けた状態が続きます。
その結果、唇や頬の筋力が使われなくなって、筋力が低下するのです。
唇の筋力が低下すると、いざ笑顔になったときに口角がしっかり上がり切らなくなることも。
また、頬の筋力が低下すると頬をしっかり持ち上げられずに、ほうれい線やシワが目立つようになります。
そのため、より笑顔が美しく見えなくなることがあるのです。
歯が出ている
下の歯が出ていると、笑顔になったときに先に下の歯が見えますよね。
そうなるとニッコリ歯を見せて笑っても、スマイルラインがきれいに見えなくなります。
スマイルラインとは上の歯の先端を結んだラインのことで、笑顔になったときの唇のラインと並行になるのが美しい状態です。
歯並びがよい状態のときは、スマイルラインは美しく見えます。
しかし受け口の方は上手く笑えていないように見えてしまうのです。
自分では笑顔になっているつもりでも、相手からみて笑顔に見えないこともあるため、受け口を改善したいですね。
コンプレックス
受け口になると、お口元がコンプレックスになる方もいらっしゃいます。
そのため、お口元を隠そうとして、笑顔になることが減ることも。
笑顔になることが減ると、どうやって笑顔になっていたのかわからなくなることもあるでしょう。
写真を撮るなど笑顔になるタイミングで上手く笑えずに困ることもあります。
そのためコンプレックスを解消して、より美しい笑顔を手に入れたいですね。
受け口を放置するリスク
受け口は、美しい笑顔になれないばかりか、歯や身体の健康にも悪影響を及ぼします。
放置するリスクは以下のようなことが挙げれます。
- 第一印象に左右する
- しっかり噛めない滑舌が悪くなる
- 胃や腸に負担がかかる
- 身体の不調が現れる
歯並びが悪いと「責任感がなさそう」「だらしがない」などマイナスの印象を持たれることがあります。
仕事や大学の面接がある方は、歯並びを改善すると自信を持てるかもしれませんね。
また、受け口の方は噛み合わせが崩れているため、硬い食べものが噛めないなどと食生活に悪影響を及ぼします。
そして、しっかり噛めていない状態で食べものを飲み込むと、胃や腸などの消化器官に負担をかけてしまうことも。
さらに、噛み合わせが悪いと、身体のバランスも崩れることがあります。
その結果、頭痛や腰痛、肩こり、めまいなどの身体の不調が現れることがあるのです。
受け口の施術
歯並びに問題がある場合は「歯列矯正」、骨格性に問題がある場合は「外科治療」を行います。
歯列矯正
当院の歯列矯正は「裏側矯正」と「マウスピース型矯正」の目立ちにくい矯正装置を取り扱っています。
裏側矯正は、歯の裏側に装置を貼り付けてワイヤーを通して歯並びを整える方法です。
マウスピース型矯正は、取り外し式の透明のトレーを使用した矯正方法です。
どちらも矯正治療をしていることに気付かれにくいため、接客業やサービス業の方にもおすすめです。
外科治療
骨格性に問題がある場合は、「外科治療」をご提案させていただきます。
下の顎が大きすぎる場合は、外科治療で顎を切除して上下の噛み合わせを整えます。
上下の噛み合わせが安定したら、歯を1本1本並べる歯列矯正に移行します。
当院ではこの治療をサージカルファーストと呼んでおり、提携している医院で外科手術を受けていただけます。
受け口で上手く笑えないとお困りの方は、まずは矯正歯科にご相談にお越しください。
あなたの歯並びやライフスタイルに合わせて適切な治療をご提案いたします。
最後に、難波矯正歯科ではワイヤー矯正や外科矯正のご相談にも対応しています。
受け口にお悩みや矯正治療をご検討中の方は無料カウンセリングにてご相談ください◎
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