こんにちは。難波矯正歯科です!
歯列矯正を始める前には、たくさんの不安や疑問がつきものです。
矯正を経験した人なら誰もが共感する「矯正あるある」を知っておくことで、その不安を少しでも解消しましょう。
ここでは、矯正治療における一般的な注意点や、その対処法について紹介します。
⒈ 矯正あるある−治療前−
① 定期的な通院
矯正治療は一度装着して終わりではなく、定期的な通院が必要です。
ワイヤーの調整や進捗確認、クリーニングなどを行うため、スケジュールをしっかり管理しておくことが大切です。
②治療期間とコストの理解
矯正治療は費用がかかるだけでなく、治療期間も半年〜年単位と長くなることがほとんどです。
治療を始める前に、費用や治療期間について十分に理解し、治療計画を把握しておくことが重要です。
>>難波矯正歯科の治療費用について
⒉ 矯正あるある−治療中−
①最初の違和感と痛み
1. 歯が動く痛み
矯正器具を初めて装着したとき、多くの人が痛みや違和感を感じます。
この痛みは、歯列矯正には避けられないプロセスであるため、乗り越えていくことが必要です。
これは通常、数日から1週間程度で慣れてきますが、ワイヤーの調整後にも同様の痛みが生じることがあります。
歯の位置が動いていくことで徐々に痛みが和らぎます。
2. 装置が擦れる
装置が装着されてすぐは、装置が擦れて痛みを感じることがあります。
特定の痛みのある箇所は、担当医に相談することで痛みの箇所を修正できたり、矯正用ワックスを使用することで痛みを緩和することができます。
3. 口内炎
口の中に口内炎ができてしまうこともよくあります。
口内炎ができてしまったら、口の中を清潔にして、ビタミンB群を含む食材を積極的に取り入れるようにしましょう。また、痛みがある箇所には外用薬を塗ることや、装置に矯正用ワックスを使用すると効果的です。
◎痛みの対処法
どうしても痛みに耐えられない場合には、いくつか対処法もあります。
以下の痛みの対処法を参考にしてみてください。
・矯正用ワックスを使う
ブラケットやワイヤーが唇や頬に擦れることや、傷がつくこと、口内炎の発生には、装置の凹凸を滑らかにする矯正用ワックスを活用しましょう。
・担当医に相談する
痛みを我慢することがつらいときには担当医に相談しましょう。
装置を一時的に緩めるなどの調整ができる場合があります。
また、当たっている箇所があれば、その場所を削って修正できる可能性もあります。
・痛み止めの服用
どうしても痛みがつらい時には、痛み止めの服用も可能です。
ただし、長期的に服用すると歯の動きを妨げることもあるため、痛みがつらい時だけ利用するようにしましょう。
・柔らかい物を食べる
矯正治療中には、固いものを咀嚼する時に痛みが強く発生する場合があります。
痛みが強い時には、スムージーやプリンなど、柔らかくて手軽に食べられ、噛む負担が少なくて済む食べ物や飲み物がおすすめです。
【矯正中におすすめの食べ物はこちら!】
②装置の不具合や使用方法
1. つけ忘れた
顎間ゴムやマウスピースなど、取り外して使う装置はつけ忘れてしまうと、装置の効果が得られなくなります。
決められた時間や、担当医に指導された使用方法を守ることが重要です。
2. 外れた、破損した
口の中に装着した装置が外れたり、破損することがあります。
放置しておくと治療がスムーズに進まないことや、口の中に口内炎ができてしまうことがあります。
3. 紛失した
取り外しが可能なマウスピース、保定装置や顎間ゴムは、保管方法が悪いと、うっかり紛失してしまうこともあります。
保管方法、保管場所を決めて紛失しないように気を付けましょう。
ティッシュなどに包んで置いていると間違えて捨ててしまうケースがよくあります。
清潔にお手入れをした後には、専用ケースに保管しておくようにしましょう。
◎装置の注意事項や不具合の対処方法
装置を忘れないようにするためには、スマートフォンのアラームや通知機能の活用や、記録をつけておくことも役立ちます。
⒊ 矯正あるある−日常生活−
①装置に食べ物が引っかかる
固定式のワイヤー矯正では、ブラケットや、ワイヤーの周囲には食べ物が絡まりやすくなります。
特に食物繊維が絡まりやすいため注意が必要です。
繊維質の多い鶏肉やエノキなどには、小さく刻んで食べやすくするか、積極的に摂ることを控えた方が良いでしょう。
◎口腔ケアの対処法
矯正治療中には、装置が装着された口腔内に合わせたブラッシングが重要です。
歯ブラシの角度を変えて装置の周りに歯ブラシの毛先が当たるように注意しましょう。
また、デンタルフロスや、タフトブラシなどの補助用具を使うこともおすすめです。
磨き残しが起こりやすい場所の確認や、効果的な清掃方法、補助用具の活用方法は歯科衛生士がサポートします。
清掃が難しい場合には一人で悩まずに歯科医院に相談しましょう。
【矯正中のケアに関する記事はこちら】
②食事がとりづらい
1. 食事に時間がかかる
矯正治療を始めると、咀嚼するときに痛みが起こることがあります。
また、装置の感覚に異物感を感じることもあるため、食事に時間がかかることが多いです。
2. 痩せる
痛みや噛みづらさを感じることから、食欲が抑えられ、食事や間食をダラダラと取り続けない習慣が身に付きます。
また、固いものや粘着性のあるものなど、食べづらいものもあるので、消化の良い食事を心がけたり、栄養面を考えるきっかけにもなります。
健康的な食活を意識することになり、食べ過ぎを防ぐことが結果的に痩せに繋がります。
◎食事の対処法
食事の取りにくさは栄養不足につながることもあるため注意が必要です。
偏った食事にならないよう、栄養面も配慮しましょう。
矯正治療中に食べにくいものには、固いものや粘着性のあるもの、繊維質の食材も装置に詰まりやすいので控えた方が良いです。
食べやすいものは、豆腐やお粥などの柔らかいものです。
固い野菜でも小さく刻んだり煮込んだりするなど、調理方法を工夫することで食事のバリエーションを増やすことができます。
③発音がしにくい
発音をするときは舌や唇で音を作ります。
そのため、矯正治療が始まり口の中に装置が付くことで、発音時に口を動かすときに装置が無い時よりも発音のしづらさを感じることがあります。
この原因は、装置の感覚に慣れていくことで、発音のしにくさは解消されることがほとんどです。
◎発音のしにくさの対処法
発音のしにくさに、より早く慣れるためには、発音の練習を重ねることや、よく喋り、装置の感覚に慣れることが重要です。
矯正治療が始まった後は、口を大きく動かし発音の練習をすることで対処することができます。
⒋ 矯正あるある−治療後−
①装置を外したら虫歯や歯周病になっていた
治療後に装置の周りが白濁し、虫歯ができてしまうことや、歯ぐきが赤く腫れてしまうことはよくあります。
矯正中のお口のお手入れがとても大切です。
装置の周りには歯垢や食べかすが付きやすくなります。
タフトブラシやデンタルフロスなどの補助用具を使い、より丁寧に口腔ケアをすることもおすすめです。
虫歯になりやすい方は、虫歯予防の洗口剤を活用しても良いでしょう。
②矯正後の後戻りに注意
矯正治療が完了した後には、移動した歯並びをキープするための保定期間がありす。
この期間には、専用の保定装置を使用して美しい歯並びを定着させます。
しかし、この期間に保定装置の使用を怠ってしまうと、せっかく動かした歯が元の乱れた位置に戻ろうとする性質があり、これを後戻りと呼びます。
装置が外れた後の保定装置の使用をしっかり守ることが重要です。
③笑顔に自信が持てるようになる
矯正治療が進むにつれて、歯並びが改善されていく様子を実感できます。
見た目の変化はもちろん、歯磨きがしやすくなることや、噛み合わせの機能的な改善も感じられるでしょう。
歯並びが美しく整うことで口元に自信を持って笑顔を見せられるようになります。
まとめ
矯正治療には不安や不便さもありますが、それ以上に美しい歯並びと健康な口腔環境を手に入れるメリットがあります。
矯正を始める前に「矯正あるある」を知っておくことで、心の準備ができ、治療期間をより快適に過ごせるでしょう。
治療期間には、装置を装着することが必須となります。
そのため、装置に慣れる期間はどうしても必要です。
一時的に痛みや食べにくさ、発音のしにくさなど、ネガティブに感じることもあります。
しかし、長期的に見ると歯列の改善効果は多くのメリットがあります。
噛み合わせの機能が回復し、歯の寿命が伸びることや、咀嚼機能を向上することができます。
また、歯並びが美しく整うことで、コンプレックスが解消することにも繋がります。
患者様の協力や装置に慣れる努力が必要ですが、その先の健康や、整った美しい歯並びを目指して、起こりやすいトラブルも乗り越えられるように頑張りましょう。
私たちも精一杯サポートいたします。
お困りのことがあれば、いつでもご相談ください。
矯正治療をご検討の方は、初回のカウンセリングへぜひ一度お越しください。
ご一読いただきありがとうございました。
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