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受け口だとほうれい線ができやすいって本当?


ほうれい線

こんにちは。難波矯正歯科です。
口元のほうれい線が濃くなると、老けた印象になってしまいます。
ほうれい線は加齢や紫外線などでできる場合がありますが、口周りに筋力が関係していることも。
そのため、歯並びのバランスが悪いとほうれい線ができてしまうことがあります。
そこで今回は、受け口の場合はほうれい線ができやすいかについてご紹介します。

受け口はどんな状態?

 

受け口,反対咬合,下顎前突のイラスト

通常は、上の前歯が下の前歯を覆っていますが、下の前歯が上の前歯を覆っている状態です。
前歯の噛み合わせが逆になっているため、反対咬合といわれることもあります。
噛み合わせのバランスが崩れているため、顎や歯の負担がかかりやすいだけでなく、見た目が特徴的なのでコンプレックスになりやすい歯並びです。
受け口は歯並びが原因の場合骨格に原因がある場合があります。

受け口の原因

歯並びが原因

上の前歯が内側に傾斜していたり、下の歯が唇側に傾斜したりしていると、歯の傾きによって受け口になることがあります。
歯並びが原因の場合は、遺伝が関係している場合もありますが、唇を噛むくせ顎が出すくせなどの生活習慣が関係している場合もあります。

骨格が原因

骨格のアンバランスさが原因で受け口になることもあります。
下顎が過成長したり、上顎の成長が足りなかったりすると骨格性の受け口になります。

ほうれい線ができやすい原因

表情筋の衰え

顔の表情筋は手足の骨と異なり、皮膚の真皮層に直接ついて土台を形成しています。
そのため、加齢など表情筋が衰えると、顔のたるみやほうれい線につながります。
また、日常の生活習慣が表情筋に影響を及ぼすこともあります。

食事の際にやわらかい物ばかり噛む習慣やマスクをする機会が多く、無表情になることが多い場合などほうれい線ができやすい要因になります。

皮膚弾力の低下

加齢や乾燥などで皮膚の弾力が低下すると、肌の内部のエラスチンやコラーゲンが減少します。
これらは、肌のハリを保つために大切な役割がありますが、紫外線や加齢が原因で減ってしまいます。
そうすると、「しみ」や「たるみ」の原因になりやすいです。
また、加齢や紫外線などは栄養や酸素が行き届かなかったり、血液の循環が少なくなったりするため皮膚の水分量が減少してしまい、ほうれい線ができやすくなります。

受け口とほうれい線の関係

ほうれい線と歯並びのイメージ画像

噛み合わせのバランスの崩れ

受け口は、前歯の噛み合わせのバランスがしっかり噛んでいないため、食事の時に噛みにくくなります。
しっかり噛むことで、表情筋にも刺激が伝わりますが、しっかり噛まないと表情筋も衰えてしまいます。
そうすると、ほうれい線ができやすい状態になります。

口呼吸になりやすい

受け口は前歯の噛み合わせが悪いため、口が開きやすくなり、口呼吸の可能性が高くなります。
口呼吸は口が開いたまま呼吸をするため、口周りに筋力が低下します。
そうすると、ほうれい線ができやすい原因になります。

骨格の影響

骨格性の受け口の場合には、顎の骨のバランスが悪くなります。
そうすると、顎の骨の影響を受けて、ほうれい線ができやすくなるケースがあります。

ほうれい線以外の受け口のデメリット

バツ印の札を持つ歯科衛生士の画像

肩こりや頭痛の可能性がある

噛み合わせのバランスが悪いと、口周りに筋肉が緊張した状態が続きます。
そうすると、筋肉はつながっているため、口周りだけでなく肩や首にまで緊張が伝わる場合があります。
そうすると、肩こりや首こり、頭痛の原因になってしまう可能性があります。

滑舌に影響がでやすい

受け口は、前歯の噛み合わせがしっかり噛んでいません。
そのため、空気が抜けやすく、「サ行」や「タ行」などの発音がはっきり話にくくなります。
また、それら以外の滑舌に影響が出てしまうこともあります。

むし歯や歯周病のリスクが増える

受け口の場合には、前歯が傾斜していることが多いため、歯ブラシが当たりにくくなります。
そうすると、汚れが残りやすくなりむし歯や歯周病のリスクが増えてしまいます。

口元に自信がなくなる

受け口は、小さいころにからかわれたり、見た目が気になって口元が気になってしまったりすることがあります。
笑った時に口を覆って、口元を見られたくないと思うことも。
口元に対して自信がなくなることがあります。

受け口を治すことのメリット

OKのハンドサインをする女性

見た目のコンプレックスが改善する

受け口は口元に対してコンプレックスを抱いていることが多く、話すことに消極的になってしまうこともあります。
受け口を改善すると、歯並びが整うことで口元に自信を持つことができます。

バランス良く噛むことができる

受け口が改善すると、噛み合わせのバランスも整えることができるため、しっかり噛むことができるようになります。
噛み合わせのバランスが崩れていると、一部が強く当たっていたり、噛みにくかったりするため、偏った方ばかりで噛むくせがつきがちです。
噛み合わせのバランスが改善すると、左右バランスよく噛むことができます。

顎関節症のリスクが減らせる

噛み合わせのバランスが悪いまま噛み続けていると、顎や歯に負担がかかります。
そうすると、口が開きにくくなったり、噛む時に顎が痛い症状が出てしまったりする場合があります。
歯並びを改善すると、噛み合わせのバランスがよくなるため、歯に均等に当たるようになります。
そうすると、歯や顎関節の負担を軽減して顎関節症のリスクを軽減することができます。

受け口を改善するためには

歯の模型と表側矯正装置の模型

受け口は自然に治ることは少ないため、矯正治療が必要です。
受け口の症状には個人差があるため、適用になる治療方法が異なる場合があります。
詳しくは矯正相談の時にご相談ください。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットというパーツをつけてワイヤーを通し、適切な力をかけて歯を動かす方法です。
歴史のある治療で多くの症例があり、幅広い歯並びに対応しています。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側に矯正装置をつけて歯並びを整える方法です。
金属の装置が主流だったため、装置の見た目が気になってしまう場合がありましたが、白や透明の審美ブラケットや審美ワイヤーが選択できるようになって矯正中の見た目が分かりにくくなりました。
装置との間に食べ物がはさまりやすいため、食事の後丁寧に磨く必要があります。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に装置をつける方法です。
装置がほとんど見えないため、矯正中の装置の見た目が気になる方におすすめになります。
歯の裏側に装置をつけるため、歯科医師の技術力が必要で、どの矯正歯科でも行っているわけではありません。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、患者さまのお口の中をスキャンしてお口にぴったり合ったマウスピースを作製し、段階的に形の違うマウスピースに交換して歯を動かす矯正方法です。

透明のマウスピースをするため、装置の見た目が目立ちにくい特徴があります。
また、取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。

外科矯正

外科矯正は骨格性の受け口の場合に、顎の骨のバランスを整えてから矯正治療を行う方法です。
顎の骨を切除したりするため、多くの場合入院が必要です。
また、手術前と手術後に矯正治療で歯並びを整えていく必要があります。

まとめ

虫眼鏡と受け口の歯並びの模型

ほうれい線は、口周りに筋力が関係していることがあるため、受け口でしっかり噛めていないとほうれい線が目立ちやすくなる場合があります。
また、受け口を放置しているとさまざまなデメリットがあるため、改善した方がよい歯並びです。
当院では、受け口の方の治療も数多く行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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