「噛み合わせの崩れは全身にどう影響するの?」と気になっていませんか?
矯正治療は歯並びの見た目をよくするものというイメージが強いですが、噛み合わせの改善も大切な目的の一つです。健康面でみると歯並びの見た目以上に重要なことであるため、問題がみられる場合は早めの対処を心がけましょう。
こちらのページでは、噛み合わせの崩れを放置するリスクや適切な治し方について分かりやすくまとめました。現在噛み合わせに違和感がある方や噛み合わせの崩れを防ぎたいという方はぜひご参考ください。
目次
噛み合わせが崩れる5つのリスク
噛み合わせは突然崩れるものではなく、何年もの時間をかけて徐々に崩れていくものであるため、崩れていることに気づかない方も少なくありません。しかし、放置するとさまざまなトラブルに発展することが分かっています。以下の内容に一つでも心当たりがある場合は、噛み合わせが崩れている可能性があるので一度歯科医院でチェックしてみましょう。
一部の歯や顎関節への負担が増加する
噛める歯のみを使用するため、その歯の負担が大きくなりヒビや破折といったトラブルに発展しやすくなります。過去に神経を取っている歯は、栄養が行き届かないことで脆くなっており神経がある歯にくらべてトラブルがおこりやすいのでとくに注意しなくてはいけません。しかし、痛みを感じないため発見が遅れることが多く、定期検診を受けていない場合はトラブルが重症化するケースがほとんどです。
噛み合わせの崩れは顎関節への負担も大きく、放置すると顎関節症を引き起こす可能性があります。開口障害があることで普段の食事やお手入れ、歯科治療も難しくなるのが特徴です。悪化すると手術が必要になることもあり「うまく食事がとれない」「お口のなかを清潔に保ちにくい」という環境は、お口だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性が高いので予防や早期治療が重要といえます。
首や肩の痛みやコリを引き起こす
筋肉にかかる負担のバランスが崩れれば、つながりのある首や肩にも影響が現れます。痛みやコリを発生しやすく、慢性的なものになると治療が困難になるケースも珍しくありません。首や肩の痛みに長く悩まされていて、マッサージを受けたり接骨院などで治療を行ってもあまり改善しないという方は、一度歯科医院で噛み合わせをチェックしてみるといいでしょう。
姿勢が悪くなる
首や肩の筋肉に影響がでると、さらにつながりのある背中や腰にも必要以上の負担がかかり、結果的に全身の姿勢が悪くなる傾向にあります。
また、姿勢が悪いことが原因で噛み合わせが崩れるケースもゼロではありません。猫背は下顎が前方にずれるため噛み合わせが崩れやすく、癖になるリスクも高めです。頬杖やうつ伏せ寝も下顎の位置がズレることで一部の歯や顎関節に余計な負担がかかり、噛み合わせにも影響します。姿勢と噛み合わせは相互に悪化を引き起こす関係であることを覚えておきましょう。
心当たりのある方は早めの改善をおすすめします。
胃や腸の負担が増加する
しっかり噛めない状態は、口周りの筋肉や歯、顎関節の負担が増えるため、自然と噛む回数も減少する傾向にあります。きちんと噛みつぶしていない食べ物を飲み込むことが増えて胃や腸の負担が増加し、栄養の吸収が悪くなったり胃腸障害を引き起こしたりする可能性があるため注意しましょう。成長期のお子様や消化機能の低下が見られる方はとくに気をつけなくてはいけません。
虫歯や歯周病を発症しやすくなる
噛み合わせの崩れは歯並びが悪くなる原因です。
一部の歯が歯列からズレていたり重なって生えていたりすると、歯ブラシの毛先が歯面に届きにくくなり、磨き残しが増えることで虫歯や歯周病のリスクが増加します。それらの疾患が悪化すれば歯の損失やグラつきによる歯並び・噛み合わせの崩れを引き起こし、菌が血液をとおって全身にまわることで脳卒中や心疾患、アルツハイマー型認知症、糖尿病、妊娠トラブルなどにつながる恐れがあるので注意しましょう。
噛み合わせのセルフチェック
鏡の前に立ち、横にした状態の割り箸を左右同じ歯(4・5・6番目の歯)で噛んでみましょう。割り箸が傾いていれば噛み合わせが崩れている可能性があります。
お口を閉じたときのお顔のバランスが左右で違う場合も注意が必要です。噛み合わせの崩れのほかに噛み方の偏りや骨格の問題が隠れている場合もあります。
噛み合わせの崩れが自然に治る?正しい治し方について
一度崩れた噛み合わせは、残念ながら自然に治ることはありません。整えるには歯科医院での歯列矯正が必要です。歯並びや噛み合わせの状態によって、適切な治療法や治療期間、費用は異なるので、気になる方は一度相談してみましょう。
前歯のみを対象とした部分矯正は、噛み合わせの調整ができないため対象外です。適した治療法を以下でくわしくみていきましょう。
ワイヤー矯正(表側矯正)
歯の表面にブラケットとよばれる装置を貼り付け、そこにワイヤーをとおして行う方法です。1本1本の歯に固定式の装置が付くため人目につきやすいというデメリットがありますが、歯を理想の位置へ動かしやすく幅広い症例に対応できます。治療期間の延長が難しい方や抜歯を必要とした難症例の方に向いている治療法です。
裏側矯正(舌側矯正)
ワイヤー矯正の一種で、歯の裏面に装置を貼り付けて行う方法です。表側矯正のデメリットを改良したもので、正面からは装置が見えず装置の厚みで唇が盛り上がる心配もありません。表側矯正よりも高いスキルを必要とし、取り扱っている歯科医院は表側矯正とくらべて少ない傾向にあります。また、装置が舌に触れやすいため一時的に滑舌・発音が悪くなることがあるので、仕事に影響しないかチェックしておきましょう。
ハーフリンガル矯正
上顎を裏側矯正で下顎を表側矯正で行う方法で、笑ったときに装置が目立ちにくく、滑舌や発音にも影響しにくいのが特徴です。上下顎を裏側矯正(舌側矯正)で行うよりも費用を安く抑えられるというメリットもあります。すべての歯科医院で受けられる治療法ではないため、気になる方は事前にご確認ください。
マウスピース型矯正(インビザライン)
マウスピース型の装置を定期的に交換して歯を動かす方法です。装置が透明で目立ちにくく、取り外しができるため食事制限がありません。お手入れがしやすい点も人気の理由です。装置を定期的に交換するのは患者様自身であるため、自己管理が苦手な方にはワイヤー矯正をおすすめしております。
抜歯が必要な症例や難しい症例の場合はマウスピース型矯正(インビザライン)が選択ができない可能性があるので、状態を確かめるためにもまずは一度ご相談ください。
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噛み合わせの崩れがあると部分矯正はなぜ選択できないのか
奥歯で噛むのが正しい噛み方であり、その状態の犬歯より前の歯は基本的に強く接触することはありません。下顎の前歯を上顎の前歯が軽く覆っているのが正常です。前歯よりも奥歯のほうが噛み合わせに大きく影響するため、前歯を対象とした部分矯正は噛み合わせの崩れがみられる症例では対象外となります。噛み合わせに問題がなく、かつ歯並びの崩れが前歯にのみみられるケースであれば、部分矯正が選択可能です。
歯列矯正で噛み合わせを整えて全身の健康に役立てよう
噛み合わせの崩れは、お口のなかだけでなく全身の健康にも影響します。リスクを正しく理解し、対処することで健康的な生活を送りやすくなるでしょう。慢性的な肩こりや首の痛み、顎の違和感など症状がある場合は、早めに歯科医院へご相談ください。歯列矯正のほかに噛み合わせの調整や詰め物・被せ物のやり直し、顎の違和感の原因によってはマウスピースで対処可能な場合もあります。適した治療法を見つけるためにも現状を把握することから始めましょう。
当院ではカウンセリングで矯正のお悩みを相談していただけます。少しでも気になっている方はぜひお越しください!
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