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歯茎の色に遺伝的な要因はあるの?


歯を見せて笑う女性の口元

こんにちは。難波矯正歯科です。
いつも当院のブログをお読みいただきありがとうございます!

最近テレビで見る芸能人やインフルエンサーは皆さん歯が白くて綺麗ですよね。
憧れに近づけるために、ホワイトニングを行う方も多いです。
確かに白い歯には誰もが憧れるもので、人に好印象を与えます。
しかし歯が白くても、歯茎の色が悪いと不健康に見えてしまうことも。
そのため、歯茎の色を改善したいと思っている方もいらっしゃると思います!
そんな方に向けて今回は、「歯茎の色が悪くなる原因」「歯茎を健康的なピンク色にする方法」を紹介します。

そもそも歯茎ってどんな役割があるの?

健康な歯と歯周病の歯の図解

歯茎(歯肉)は歯を支え、保護する重要な組織です。
歯の根元を覆うことで、食べ物や細菌が侵入するのを防ぎ、感染から歯を守るバリアとしても機能します。
さらに、食べ物を噛む際の衝撃から歯を保護し、歯や歯槽骨(歯を支える骨)が傷つかないようクッションとしての働きもあります。

歯茎の色は、健康のバロメーターとしての役割もあります。
健康な歯茎は通常、明るいピンク色です。
しかし、色が暗くなったり、赤く腫れたりしている場合は何らかの問題がある可能性が高いです。
たとえば、歯茎が赤く腫れている場合は、歯周病の初期症状かもしれません。

歯茎の色は遺伝によって決まる?

遺伝をイメージした背景と歯の模型の画像

歯茎の色は遺伝的な要因によって影響を受けることがあります。
メラニン色素の量が歯茎の色に影響を与えるため、ピンクから褐色までさまざまな色が存在します。

特にアフリカ系やアジア系の方の中には、メラニン色素が比較的多く、歯茎が濃い色をしていることも珍しくありません。
歯茎の色は人によって異なることを理解しておきましょう。

歯茎の色が良くない?悪くなる4つの原因

4本の指を立てて4つを表す手をしている男性の画像

歯茎の色が暗くなる主な原因は、メラニン色素によるものですが、ほかにも喫煙や銀歯などで歯茎の色が変わることがあります。
ここでは、歯茎の色が変わってしまう4つの原因を紹介します。

1.被せものや銀歯などの劣化

虫歯の治療で使われる銀歯やその他の金属製の詰め物・被せ物は、時間が経過すると酸化腐食を起こしやすくなります。
これらの金属が劣化すると、少しずつ溶け出して歯茎にメラニン色素が蓄積され、歯茎が黒く変色することがあります。

特に古い詰め物や被せ物の境目周辺は、細菌が繁殖しやすくなり、歯茎に炎症を引き起こしてさらに色が悪くなることもあります。
定期検診で状態をチェックし、必要に応じて交換することをおすすめします。

2.歯周病

歯周病が進むと歯周ポケットの奥まで進行し、内部で炎症が起きます。
そうなると、歯茎から出血して、歯垢と混ざり合って黒く見えてしまうことがあります。

歯周病は、プラークが蓄積されることによって発症します。
プラーク内の細菌が増殖すると歯茎に炎症が生じ、赤く腫れ上がります。
炎症がさらに進行すると歯茎は暗赤色に変色し、最終的には歯茎が減って歯の根元が露出する可能性があります。
歯周病による歯茎の黒ずみは、見た目にも大きな影響を与えるため、初期段階での治療と予防で歯周病の進行を阻止しましょう。

3.タバコ

タバコの中に入っている、ニコチンやタールが歯ぐきの内部にあるメラニンを刺激して、メラニン色素が歯茎に定着し、黒くなってしまいます。
さらに喫煙は血流を悪化させるため、歯茎に酸素や栄養素の供給が不足し、歯茎の色が暗くなるだけでなく、歯茎の炎症や感染のリスクも高まります。

4.遺伝

遺伝も歯茎の色に影響を与える要因の一つです。
メラニンが多いほど、歯茎は濃い色に見えます。

歯茎を健康的なピンク色にする方法

歯の模型とピンク色の背景の画像

ここでは、歯茎を健康的なピンク色にする方法を紹介します。

丁寧な歯磨き

健康的な歯茎を目指すためには、正しい磨き方でブラッシングすることが基本です。
やわらかい毛のブラシを選び、歯と歯茎の境界を優しくマッサージするように磨きましょう。
プラークをしっかりと取り除くことができれば、歯茎の炎症を減らすことができます。
また、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れは、フロスを使って取り除きます。
フロスは毎日、就寝前の歯磨きで行うのが望ましいです。

定期的な歯科検診

歯石は放置すると歯茎の炎症の原因となります。
歯石は歯磨きだけでは落とすことができず、プロによるクリーニングが必要です。
そのため、定期的な歯科検診でクリーニングを受けて、歯茎の健康を保ちましょう。
お口の状態によって異なりますが、3~6ヶ月に1回の歯科検診が目安です。

審美歯科治療

銀歯や金属製の詰め物や被せ物が原因で歯茎が黒ずんでいる場合、セラミックなどの非金属製の素材に取り替えるのも一つの手です。
一度黒ずんでしまった歯茎の色は、セラミックに変えたからといってピンク色になるわけではありませんが、進行を阻止できます。
また、セラミックは見た目が自然で噛み心地も天然歯に近いです。
審美性と機能性を向上させることが可能です。

バランスの取れた食事

歯茎の健康を維持するためには、バランスの取れた食事も心がけましょう。
特に以下の栄養素を積極的に摂取することをおすすめします。

  • ビタミンC
  • ビタミンA
  • カルシウム など

ビタミンCは、歯茎の修復に欠かせない栄養素であり、抗酸化作用もあります。
柑橘類やイチゴ、キウイ、赤ピーマンなどのフルーツや野菜に豊富に含まれています。
ビタミンAは、歯茎の粘膜の健康を維持します。
にんじん、さつまいも、ほうれん草などが良い食材です。
また、カルシウムは強い歯と骨を維持するために必須です。
乳製品、緑黄色野菜、豆類などに多く含まれています。

禁煙

喫煙は歯茎の血流を悪化させ、炎症や歯茎の変色を引き起こします。
また、喫煙は身体にも悪影響を与えるため、できれば禁煙を検討しましょう。
喫煙を控えることで歯茎の炎症を減少し、歯茎の色を健康的な状態に戻すことが可能です。
ただ、禁煙したからといってすぐにお口や身体が健康的な状態に戻るわけではありません。

努力が必要なうえに結果がすぐに現れるものではないかもしれませんが、長期的には歯と歯茎だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えます。
ニコチンパッチの利用や禁煙外来など、試行錯誤しながら自分を責めずに禁煙に向かっていくことが大切です。

ガムピーリングを受ける

ガムピーリングとは、黒ずんだ歯茎の色を改善する美容歯科治療の一つです。
フェノール液といった薬品を塗布し、メラニンを除去して歯茎をピンク色に近づけます。
ただし、ガムピーリングが行える歯科医院は限られており、どこでも行える施術ではありません。
また、施術後3日程度は歯茎が白っぽくなるといったリスクも。

手軽な方法として選択される方も多いですが、施術を受ける際は歯科医師とよく相談し治療の必要性とリスクをよく理解したうえで始めましょう。

まとめ

歯茎の色が悪いなとお悩みの方も、全ての原因が遺伝ではないので、まずは原因を知ることから始めることをおすすめします。
口内ケアの不足による歯茎の炎症、遺伝、喫煙、過去の歯科治療など、歯茎の色に影響を与える原因にはさまざまなものが挙げられます。
歯茎を健康的なピンク色に保つためには、丁寧なブラッシングやバランスの良い食生活、禁煙といった生活習慣の改善が必要です。
また、ガムピーリングで歯茎の黒ずみの改善が期待できます。
歯茎の色が気になる方、銀歯の近くの歯茎が黒ずんでいるといった具体的な症状がある場合は、歯科医師に相談し、原因に合った治療を受けることが大切です。

最後に

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