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唇を噛む癖があると歯並びが悪くなる?


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こんにちは。難波矯正歯科です。
「唇を噛む癖は歯並びを悪くする」このような話しを聞いたことありますか?
歯並びが悪くなる原因はさまざまで、その中でも唇を噛む行為は、出っ歯や受け口を引き起こす可能性があるため要注意です。
この記事では、唇を噛む癖が歯並びに与える影響や、その原因、改善策などを解説します。さらに歯並びの悪化を招く癖についてもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

唇を噛む癖とは?

唇を歯で噛む習慣を専門用語では「咬唇癖(こうしんへき)」と言います。この癖は子供の頃に見られますが、無意識のうちに大人まで続くこともあります。特に、上の前歯の裏側で下唇を噛むケースが多いです。

主な原因

咬唇癖は以下のようなことが原因で生じます。

ストレス

ストレスや緊張を感じると、心の不安や落ち着きのなさを唇を噛むという行動で紛らわせようとするため、無意識のうちに噛んでしまうのです。

幼い頃の癖

子供の頃は不安を感じた時や寂しい時に、無意識に唇を噛んで安心感を得ていたという方もいるでしょう。それがいつの間にか、大人になってもストレスを感じた時や集中している時に出てしまう癖として出ることも珍しくありません。

歯並びと噛み合わせの問題

歯並びや噛み合わせが悪いと、唇を噛みやすくなることがあります。たとえば、出っ歯の場合、口を閉じようとしても出っ張った歯が邪魔をして、無意識に唇を内側に巻き込んでしまうのです。

唇を噛むとなぜ歯並びに影響を及ぼすのか?

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下唇を噛む方が主に多いのですが、これは唇の厚みで上の前歯が前方に倒れます。
いわゆる「出っ歯」になるということです。
反対に上唇を噛む癖があると、上の前歯が内側に押し込まれ、下の前歯が前に出るため、「受け口」になりやすくなります。
また、前歯で上下の唇を噛んでしまう癖がある場合は、前歯がうまく噛み合わず、奥歯だけが接触する「開咬」の状態になる可能性が。
上の前歯が下の前歯を深く覆ってしまう「過蓋咬合(かがいこうごう)」も引き起こされると考えられます。
無意識に唇を噛む癖があると、少しずつですが確実に歯並びに影響を与えてしまうのです。そして、その歪んだ状態がさらに噛みやすくしてしまうという悪循環に陥ってしまうことも。「今は唇を噛まないけど、歯並びは悪いんだよね」という方も、子供の頃に無意識に唇を噛んでいた経験があるケースが多いのです。

唇を噛む癖を改善する方法

唇を噛む癖は、以下の方法で改善が期待できます。

歯並びを悪くする習慣を意識的にやめる

まずは、自分が唇を噛んでいる瞬間に「気づく」ことから始めましょう。意識することで、自然と離せるようになるはずです。さらに、鏡を見たり、家族や友人に指摘してもらうなど、客観的に自分の癖を観察するのも良いでしょう。

リラックスする

ストレスや不安があると、解消しようとして唇を噛むことも。好きな音楽を聴く、深呼吸をするなど、リラックスできる方法を見つけてみましょう。心が落ち着けば唇を噛む回数も減っていくかもしれません。

歯科矯正

噛み合わせが悪いと、口を閉じるときに上下の歯がうまくかみ合わず、唇を噛んでしまうリスクも高まります。このような場合、歯科矯正を検討してみましょう。歯科矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正の2種類が主な方法です。歯並びと噛み合わせが整うとお口周りの悪い癖を自然に減らせることに加えて、見た目も美しくなります。

他の行動に置き換える

唇を噛む癖を直したいけど、なかなか難しいときは、以下のような行動に置き換えてみてください。
● 手を使って何かを触る
● 何かを口ずさむ
● ガムを噛む
など、唇や口を別の形で使うことで、無意識に噛んでしまうのを防ぐことができます。
特に、子供の場合は、遊びや楽しいことに夢中になっている間は唇を噛むのを忘れていることが多いです。夢中になれるおもちゃや遊びを見つけて、上手に気を紛らわせてあげましょう。
大人の方もストレスを感じたときに、意識的に別の行動をしてみてください。

唇を噛むだけじゃない!歯並びを悪くする習慣とは?

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ついついやってしまう頬杖舌の癖。これらは、歯並びを悪くする習慣です。以下の習慣に心当たりがある方は注意しましょう。

⓵頬杖をつく

特に成長段階の頃によく頬杖をつくと、歯が押されて乱れる可能性が。
頭は人間の体の中でも最も重い部分。その重たい頭を片手で支える頬杖は、顎や歯に大きな負担をかけてしまいます。
繰り返し頬杖をつくことで、顎の骨の成長が妨げられたり、歯が押されて傾いたり、ズレてしまうのです。
「ちょっとくらい大丈夫でしょ」と思わずに、頬杖をつく癖がある方は、ぜひ今日から意識してやめてみましょう。

⓶舌癖(ぜつへき)

矯正治療を受ける方の多くが、実は「舌癖」を持っていることをご存知でしょうか?無意識に舌を前歯に押し付けていたり、飲み込む時に舌で前歯を押す行為などが該当します。唇を噛む行為や、頬杖をつくなどは周りから見ても分かりやすいものですが、舌癖は無意識のうちに行ってしまっていることがほとんどで、自分自身でも気づきにくいのが特徴です。
舌癖に関しては以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
あなたの舌は大丈夫?舌癖について

③口呼吸

口呼吸もなかなか意識的に改善していかないといけない行動にはなります。口で呼吸すると、空気の通り道を作るために舌が下がってしまいます。すると、上顎の成長が妨げられ、歯が前に出てしまう「出っ歯」になってしまう可能性があるのです。さらに、口呼吸は口の中が乾燥しやすく、虫歯や歯周病のリスクも高めてしまいます。もし、鼻づまりなどで鼻呼吸が難しい場合は、耳鼻科を受診するなど、原因に対処することも大切です。

④指しゃぶり

小さい頃に指しゃぶりをしていませんでしたか?これは、大人になってからの歯並びにも大きく影響する可能性は否定できません。たとえば、奥歯で噛んでも前歯があいてしまう「開咬(かいこう)」という状態になることも。前歯で物が噛み切れなくなったり、発音に影響が出たりする可能性があります。3歳頃までに少しずつ指しゃぶりを卒業していくのが理想的。もし、それ以降も続くようなら、早めに歯科医師に相談してみましょう。

歯並びを悪くする癖を放置するリスク

歯並びを悪くする癖を放置すると、口元の見た目が悪くなるだけでなく、さまざまな問題を引き起こすリスクがあります。
たとえば、歯並びの乱れによって歯磨きがしづらくなり虫歯や歯周病のリスクが高まったり、噛み合わせの悪化により顎関節症を引き起こしたりする可能性も。また、せっかく歯科矯正で噛み合わせと歯並びを改善しても癖が残っていると、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」という現象が起こることもあります。
「たかが癖」と安易に考えず、健康な口元を守るためにもお口周りの悪い癖は早めに改善していきましょう。

まとめ

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唇を噛む癖以外にも、頬杖や舌癖、口呼吸や指しゃぶりも歯並びに悪影響です。
これらの癖を放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、虫歯や歯周病、顎関節症といった健康上の問題を引き起こすリスクも高まります。特に成長期のお子様は、あごの発育に大きな影響を与える可能性があるので注意が必要です。
当院は矯正治療専門の歯科医院です。大人の方の矯正治療に力を入れており、装置が目立ちにくい矯正治療の裏側矯正に特化しています。出っ歯や受け口、ガタガタなど気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。
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