こんにちは!難波矯正歯科です!
「受け口の見た目が気になることはありませんか?」
受け口は、歯並びの不正の中でも見た目にコンプレックスを抱くことが多い歯並びです。
口元にコンプレックスを持つと、笑った時に口で覆うなど消極的な行動が目立ちます。受け口は改善すると、歯並び以外にもメリットがあるんです!
そこで今回は、受け口を改善すると起きることについて詳しくご紹介します。
目次
受け口とは?
本来は、上の前歯が下の前歯を覆っているのが正しい状態です。
しかし、受け口の方は下の歯が前に出てしまい、噛み合わせのバランスも崩れています。
そして、受け口は「下のあごが出ている」「下唇が出ている」などの特徴も見られます。
受け口の原因とは?
・歯並びの問題
歯並びの生え変わりの際に角度がついて生えると、受け口になる場合があります。
受け口は、前歯全体が上下反対になっている場合もありますし、一部の歯だけ反対のケースもあります。一部の歯だけ噛み合わせが反対になっている方が、歯並びのバランスを整えやすいといえます。
この状態の場合には、歯並びだけでなく、噛み合わせのバランスも崩れていることが多いので、矯正治療では、噛み合わせのバランスも整えていきます。
・骨格的なアンバランスの問題
上下の顎の大きさがアンバランスで受け口になる場合もあります。
・下の顎が多き過ぎるケース
・上の顎が小さすぎるケース
どちらかがバランスが悪い場合や両方のバランスが悪いケースだと受け口になります。顎の成長は、永久歯の生え変わりが終わる時期くらいに完了すると考えられています。
そのため、中学生になる時期くらいまでは、あごの成長を利用した矯正治療が可能です。顎のアンバランスを整えるために、顎の成長を促して、永久歯が正しい位置に生えてくるように促します。
この時期までに矯正をスタートできると、歯を並べるスペースを確保するために抜歯をする可能性が軽減します。
また、受け口を早期に改善できることで、見た目のコンプレックスが無くなります。機能的な噛み合わせの改善もできるので、むし歯のリスクを軽減できたり、しっかりと噛めたりすることで、顎や歯の負担も軽減します。
受け口はできるだけ早期に改善した方がよい歯並びです。
理想的な口元のEライン
Eラインは、横から見た時に、鼻からあごまで一直線で結ぶとそのラインがEラインです。
理想的なEラインは、一直線に結んだ時に唇が内側に入っていることが基準になります。
横顔のバランス・口元の美しさは、噛み合わせにも影響があるので、矯正治療を行う際には、Eラインも考慮しながら治療を行います。
受け口とEライン
受け口の方は、口元だけでなく、横顔がコンプレックスになる場合もあります。Eラインを見てみると、受け口の方はラインの外に下顎や唇が出ているケースが多くなります。
この場合には、見た目はもちろん、噛み合わせのバランスも崩れているので、歯並びを整えて噛み合わせも含めて改善が必要です。
受け口と口元の関係
受け口だと、下の歯が前に出ていることが多く、口元が出ているように見えます。そうすると、唇の形もたらこ唇のように見えることがあります。
下の唇だけ分厚く見えると、アンバランスな印象を受けてしまいがちです。唇自体が分厚くなっているわけではないことが多く、その場合には、受け口を改善すると唇のアンバランスな印象は改善されるでしょう。
受け口をそのままにしておくと、噛み合わせのバランスが悪いので、歯や顎に負担がかかります。また、前歯がきちんと噛み合わないので、唇が閉じにくい状態になります。お口をぽかんと開けていると、乾燥してしまい、口の中の細菌が増殖します。その結果、むし歯や歯周病の可能性が高くなります。
また、口呼吸になりやすいため、ウイルスや細菌をダイレクトに吸い込んでしまい、感染症のリスクも高めてしまいます。
受け口の治療をすると、口元の印象も大きく変わりますし、機能的な面でもメリットが多くあります。
Eラインのセルフチェック法
正面からお顔を見ても、Eラインのバランスがよいか確認できません。そのため、横を向いた状態でチェックをします。
人差し指で、鼻から顎の先端まで結ぶように当てます。この時、指の内側にギリギリに唇が触れていると、理想的な位置関係と考えられています。
歯並びが原因で受け口になって入る場合には、唇が指に強く当たります。また、骨格性の受け口の場合には、顎が前に出ているので、顎が指に当たります。その場合には、唇は指に全く触れないこともあります。
受け口の治療をする際には、歯並びだけでなく、このEラインを整えていきます。
詳しくお口の状態やEラインを調べるためには、口元のレントゲンだけでなく、頭部や顎の骨まで撮影できる「セファロ」というレントゲン撮影もします。そのほか、お口の型取りやお顔の写真なども撮影して、歯並びや口元のバランスを確認して治療計画を立案します。
当院では、これらの設備が整っていますので、精密な検査をしてから治療計画を立てることができますので、お気軽にご相談ください。
唇の位置が変わる原因
・歯並び
受け口などの歯並びの不正は、唇にも影響を及ぼします。
歯並びは少しずつ変化しますので、永久歯が生え揃った時には、受け口ではなくても、その後の生活習慣などが原因で受け口になる場合があります。
そのため、お子さんのころは問題がなくても、大人になってから受け口になることも考えられます。口呼吸や舌を出すくせがある場合には、歯並びに影響を及ぼすことがあるため、早めに改善しましょう。
ただし、歯並びが悪く、口が閉じられないほど悪化している場合には、矯正治療が必要なので、クリニックに相談してくださいね。
・ 口周りに筋力の低下
口元の筋力が低下すると、唇も下がったような印象になる場合があります。
口周りに筋力が低下する原因としては、加齢などもありますが、あまり噛まずに食事をする、口呼吸をしているケースが多くなります。口周りに筋力が低下すると、老けた印象にもなりやすいので、しっかり噛んで鼻呼吸をするようにしましょう。
歯並びや噛み合わせの改善には矯正治療を
歯並びや噛み合わせは自然によくなることはほとんどありません。バランスの悪い噛み合わせで噛んでいると、さらに症状が悪化してしまう可能性も。そのため、矯正治療で歯並びを整えることをおすすめします。
矯正の種類
以前は歯の表面にブラケットとワイヤーを用いて、力を加えて歯並びを整える「ワイヤー矯正」が主流でした。ただし、金属の見た目が気になってしまうことがあり、矯正中の見た目の問題がありました。
当院ではお口の状態と患者さまのご希望をお伺いして、「裏側矯正」や「マウスピース矯正」にも対応しています。
裏側矯正
歯の裏側に矯正装置をつけるため、矯正装置がほとんど見えません。矯正中の装置の見た目が気になっている方におすすめの方法です。
また、裏側には唾液腺があるので、汚れをながしやすく、表側矯正に比べてむし歯のリスクを軽減できる方法です。
マウスピース矯正
患者さまのお口の合ったマウスピースを製作して、段階的に形の違うマウスピースに交換して歯並びを整えていく方法です。
透明なマウスピースを使うので、見た目が分かりにくい方法です。また、取り外しができるので、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。
そのほかには、1~2週間程度でマウスピースを交換するため、痛みを軽減しやすい方法です。
【まとめ】
受け口などの歯並びの不正が原因で唇が出たように見えている場合には、歯並びを改善すると、口元を改善できます。唇が出ている原因を検討してから、治療を開始することが大切です。
当院では、精密な検査を行ってから矯正治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。