こんにちは!難波矯正歯科です♪
歯並びは顔の形にも影響を及ぼします。その代表的なものが受け口。
受け口の方の顔にはいくつか特有のものがありますが、その特徴的な顔貌にお悩みの方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。
今日は、受け口が輪郭などに及ぼす影響にどのようなものがあるのかご紹介します。
目次
そもそも受け口とはどんな状態?
咬み合わせたときに下顎の前歯が上顎の前歯より前方にある状態のことです。下顎骨の過成長や上顎骨の劣成
長によって起こる『骨格性』と、歯の傾斜が正常と反対になることで起こる『歯性』に分けられます。
骨格性の下顎前突の場合は、顔貌にも影響を及ぼす可能性が高くなります。
受け口の顔の特徴
面長・下顎が前へ出っぱっている
特に下顎の過成長による受け口の場合は、顎先が長くなることで顔全体が面長に見える傾向にあります。
また上顎よりも下顎の方が大きくなるので、下顎が前へ出っぱり、いわゆる「しゃくれ」顔になります。
眉から鼻下あたり(中顔面)がへこんでいる
前述の下顎の出っぱりと合わせて横顔が三日月のように弧を描いてみえることから、三日月顔と呼ばれること
もあります。
下唇が上唇よりも前に出ている
口を閉じたときに上下唇の先と先がつかず、下唇が上唇を若干巻き込むように唇が閉じられます。
下唇が分厚く見えると同時に、Eライン(横顔の鼻と顎先を結んだ線)も整わなくなってしまうので、横から見
ても崩れた見た目になってしまいます。
口が開きやすい
口を閉じても上下の前歯が咬み合わずに開いた状態になっているので、唇も閉じにくくなります。
口が開いていると口の中を守る唾液の力が弱くなり、口の中が乾燥して虫歯のリスクが上がったり口臭が強く
なったりします。
閉口時に口角が下がる
リラックスした状態では口が開きやすいため、力を入れて閉じると口角が下がった「へ」の字の口になります
。
口の周りの筋肉の使い方が通常の口の形と異なるため、表情がやや硬い印象を与えることがあり、機嫌が悪か
ったり怒っているように思われてしまうこともあります。
下顎角(エラ)が大きい
下顎角は耳の下あたりにある下顎骨の角の部分で、エラの部分にあたる骨です。
骨自体が大きくなる傾向にありますが、咀嚼筋の使い方などによって骨の大きさ以上にエラが張って見えるこ
とがあります。
大人でも早めの治療が大切な理由
受け口の治療は子どものうちにやっておいた方がいいとよく言われますが、それには理由があります。
子どもの矯正は装置を使って顎の成長をコントロールしていくことが大半ですが、大人の矯正では下顎骨の切
除手術が必要になる場合もあり、大人になると矯正治療のハードルは一気に上がってしまいます。
それでも受け口によって歯はリスクを抱えています。
・下顎の動きが悪く、顎関節症を起こしやすい
・前歯が噛み合わないので奥歯に負担が多くかかり、奥歯の寿命が早まる(80歳で歯が20本残っている人は0%
というデータも)
歯は何十年にわたって使っていくものなので、毎日の少しずつの習慣やダメージが最終的には早くに歯を失う
ことにつながってしまうんですね。
受け口はワイヤー矯正、マウスピース矯正で治せる場合もあります。
受け口が気になる方はぜひお気軽にご相談ください!