こんにちは!難波矯正歯科です♪
パソコンやスマートフォンを見るなど、手元に目線を落とすことが多くなった近年。
姿勢の悪さが気になったり、誰かから指摘されたりしたことはありませんか?
悪い姿勢の代表格ともいえるのが猫背。実はこの姿勢、歯並びにも影響を及ぼします😖
今日は猫背と出っ歯の関係についてお伝えします!
座っている猫のように背中が丸くなった姿勢である猫背。
一見お口とは関係ないように思えますが、この姿勢は出っ歯を引き起こしやすくしてしまうのです。
どうして猫背が出っ歯につながってしまうの?
最も大きな理由は、”口が開いたままになりやすくなるため”です。
・背中が丸まる→呼吸が浅くなり、より多くの空気を取り込むために口呼吸になりやすくなる
・頭が前に出る→下顎が引っ張られて口が開きやすくなる
口の中での歯の位置は、隣や咬み合わせている歯や唇、舌の力によって均衡が保たれています。口を閉じると
、唇が歯を後ろへ倒そうとする弱い力が働きます。
ところが、猫背によって口が開いたままで唇を閉じない時間が長くなると、その力が働かなくなって出っ歯に
なりやすくなってしまうのです。
また、下を向きがちな生活も咬む力が歯列の前方にばかりかかってしまい、歯が前へ出てきやすくなってしま
います。
本当はこわい”口呼吸”
口内炎ができやすかったり、唇が乾燥しやすかったりすることはありませんか?
口が開きやすくなる猫背の姿勢では鼻呼吸より口呼吸がしやすくなりますが、口呼吸を続けてしまうとさまざ
まな影響が出てきます。
口の中が乾燥してむし歯になりやすくなる、口臭が強くなる、口周りの筋肉が衰えて口元がたるむなど、実は
デメリットがたくさんあるのです😖
猫背を意識するのはもちろんのこと、ふとした瞬間に口呼吸になっていないかいっしょに確認してみてくださ
い。
大人になっても歯並びは変わる?
「出っ歯になるといっても、歯並びって遺伝とか生え替わり時期の癖によって決まるもので、大人には関係な
いんじゃないの?」
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯並びは顎の大きさと歯の大きさをはじめとした遺伝要因や、指しゃぶりなどの口腔習癖などによって決まる
イメージが大きいですが、その他の要因も多くあります。
大人になってから歯並びに変化を与える要因には、
・歯周病
・抜歯
・加齢変化
・歯ぎしり
・合わない入れ歯や詰め物・被せ物
などがあります。
歯並びの微妙なバランスは、先ほどお伝えした唇や舌など軟組織の及ぼす弱くて持続的な力のほかに、咬む力
や疾患などの要因も複雑に絡み合い、生涯にわたって変化します。
矯正を行うときと同じように、弱い力だとしても長い期間にわたって力がかかっていると歯は動きます。
だからこそ、大人でも油断してはいけないんですね。
歯列矯正で歯並びが改善しても、普段のちょっとした癖や姿勢が歯並びをもとに戻してしまう一因になります…
理想の歯並びのためにも、猫背の解消を目指して今日から少しだけ背筋を伸ばして生活してみるのはいかがでしょうか?