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矯正中にも役立つアイテム!液体歯磨きと洗口液の違いと活用方法


デンタルケア用品

こんにちは!難波矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

皆さんは、液体歯磨きと洗口液の違い正しい使い方をご存知でしょうか?
ドラッグストアなどで目にすることがあるかもしれませんが、それぞれの製品には明確な使い方や使用目的があります。
口腔ケアの重要性が高まる中、これらの製品を上手に使うことで、健康な口内環境を保つのに役立ちます。
それぞれの特徴や使用方法を理解することが、効果的なケアにつながります。
今回は、液体歯磨きと洗口液について、それぞれの違いや使用方法を詳しく説明します。

液体歯磨きと洗口液はどう違う?

2つの選択肢を比較する女性のイメージ画像

液体歯磨きと洗口液は、どちらも適量を口に入れて、20秒ほどすすいだ後に吐き出します。
違いは、使用後に歯磨きをするか、しないかという点です。

薬用成分としては、口臭を抑える殺菌作用、歯周病や虫歯をを予防する抗菌作用、炎症を抑える抗炎症作用、虫歯を予防するフッ素などの成分が配合されています。

液体歯磨きはデンタルリンスとも呼ばれ、有効成分を行き届かせるために仕上げ磨きのブラッシング時に使用します。
一方、洗口液はマウスウォッシュと呼ばれ、歯磨きをした後の仕上げや、歯磨きができない時に口の中をすっきりさせるために使用します。
どちらかわかりづらい時には商品のパッケージに記載された使用方法を確認しましょう。
「すすぐだけ」「すすいだ後にブラッシングする」などの記載をチェックできます。

液体歯磨きの特徴と使用方法

液体歯磨きを注ぐ手の画像

①液体歯磨きの特徴

液体歯磨き(デンタルリンス)は、歯磨き剤に分類され、歯磨き粉の代わりに使用するものです。
基本的に歯ブラシでブラッシングする際に使用します。
フッ素や抗菌成分などが含まれており、ブラッシング時に使うことで歯の表面の汚れを落とし、虫歯や歯周病を予防します。

液体状のため、歯と歯の間や歯周ポケットに浸透しやすく、細かい部分までしっかりと清潔に保つことができます。
泡立たないため、1本1本の歯を丁寧に時間をかけて歯磨きしたい方におすすめです。

ペースト状の歯磨き粉と異なり、液体歯磨きには研磨剤は含まれていません。
そのため、着色汚れは落としにくい傾向があります。
着色汚れが気になる方は、研磨剤が入っているものや、ホワイトニング効果のある歯磨き剤の方が効果が期待できます。
お悩みや用途に合わせて選ぶようにしましょう。

②液体歯磨きの使用方法

使用方法は、口に含んでぶくぶくと20秒ほどうがいをして、有効成分が口の中に行き渡ります。
吐き出した後は、薬剤が口の中に広がっている状態でブラッシングを行います。
液体なので、歯と歯の間や歯周ポケットにも届きやすい特徴があります。
また、液体歯磨きで磨いた後は、成分を残すためにうがいをする必要がありませんが、気になる場合は軽く水でうがいをしても構いません。

③液体歯磨きがおすすめの方

  • 起床時の口臭・口の中のネバネバが気になる方
  • 丁寧に時間をかけて磨きたい方
  • 歯ぐきの炎症や歯周病の予防をしたい方

洗口液の特徴と使用方法

洗口液(マウスウォッシュ)と歯の模型の画像

①洗口液の特徴

洗口液(マウスウォッシュ)は、口の中のねばつきや口臭が気になるときに、すっきりさせるのに役立ちます。
抗菌成分やフッ素などが配合されており、口腔内の細菌の増殖を抑え、虫歯や歯周病を予防する効果があります。
使用後に口をすすぐ必要がないものが多く、手軽に使うことができます。
就寝中は唾液が少なくなって細菌が増殖しやすいので、寝る前に殺菌効果のある洗口剤を使用すると効果的です。
中には殺菌効果が含まれていない商品もあるため、どのような効果があるのか購入する前にパッケージを確認しましょう。

②洗口液の使用方法

洗口液は、歯磨き後の仕上げとして使用するのが適しています。
また、歯磨きができない時に口の中を手軽に清潔に保つために利用することもできます。
しかし、頻繁に使用しすぎると口内の必要な常在菌も殺菌してしまうことがあるため、1日に1〜3回程度の使用にとどめましょう。
なお、洗口液は歯磨きの代わりにはなりませんので、毎日の歯磨きを最低でも1回は必ず行うことが大切です。

③洗口液がおすすめの方

  • 外出先で手軽に口腔ケアがしたい方
  • 妊娠中のつわりがある方
  • 高齢で歯磨きが難しい方
  • 毎日のセルフケアの効果を高めたい方
  • 口臭ケアをしたい方

矯正治療中にもおすすめ

歯列矯正(表側矯正)の装置模型

液状のオーラルケア商品は、矯正治療中にも使いやすいアイテムです。
矯正装置が装着されている口腔内は装置の凹凸に汚れが残りやすいため、特に丁寧なブラッシングが必要です。
研磨剤や発泡剤が入っていないため、歯ブラシがしっかり当たっているかを鏡で見てチェックしながら時間をかけて磨くことができます。
洗口液はブラッシング後の仕上げに使うことで、矯正中の虫歯や歯周病、口臭や口内炎の予防にもなります。
爽快感があるものが多いため、口の中がさっぱりすることもメリットですが、あくまで歯磨きの補足として用いるようにしましょう。

液体歯磨きと洗口液の効果を高める歯磨きのコツ

口腔ケアグッズの写真

液体のオーラルケア商品を使う時には、その効果を高めるために基本となるブラッシングが重要です。
また、歯磨きと一緒に舌についている汚れ(舌苔)を落としてから使うとより効果的です。

さらに、効果的な口腔ケアを実現するためには、歯ブラシだけでなく、補助用具を併用することで、さらにセルフケアを向上させることができます。
デンタルフロスや歯間ブラシ、舌ブラシ、電動歯ブラシなどを取り入れることで、より徹底的な歯垢の除去や口腔内の清潔を保つことができます。
これらの補助用具を上手に活用し、健康な口腔環境を維持しましょう。

液体歯磨きと洗口液はあくまで補足的なもの

液体歯磨きと洗口液は口腔ケアの一助となるアイテムですが、これらを使って口の中をゆすぐだけでは歯にこびりついたプラークを落とすことはできません。
歯ブラシを直接歯に当てて物理的に磨くことで、歯に付着したプラークをしっかり落とすことができます。
そのため、基本的に歯磨きをしっかり行うことが一番重要になります。

定期的な歯科検診・クリーニングの重要性

緑色とクリア色の2本の歯ブラシの写真

定期的な歯科検診を受けることで、虫歯や歯周病などの口腔疾患を早期に発見することができます。
虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状があまりないため、定期的なチェックを行うことで進行を防ぐことができます。
さらに、硬くなった歯石や着色汚れは、歯ブラシだけでは取り除けません。
歯科医院では、歯磨きでは除去できない汚れをしっかりと取り除くことができます。
また、市販の歯磨き剤やマウスウォッシュに含まれるフッ素よりも高濃度のフッ素を塗布することで、歯のエナメル質を強化し、虫歯予防効果を高めることができます。
お口の健康を維持するために、定期的な歯科検診や、専門的なクリーニングを受けるようにしましょう。

まとめ

難波矯正歯科の矯正装置の模型

液体歯磨きと洗口液を用途に合わせて上手に活用することで、毎日の口腔ケアに役立ちます。
それぞれの特徴や使用方法を理解し、目的に応じて使い分けることが大切です。
一見似ていますが、液体歯磨きはブラッシング時に使い、洗口液はブラッシングなしでも使うことができます。
普段の歯磨きに加えて使用することで、口臭の予防や虫歯、歯周病予防に効果があります。
矯正中は特に歯磨きが難しくなるため、これらのアイテムを取り入れると良いでしょう。
ただし、液体歯磨きや洗口液は歯磨きの代わりにはならないため、普段の歯磨きに加えて使うことが重要です。
歯磨きについて詳しくお伝えしている記事も参考にご覧ください。
歯磨きのコツについて

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