こんにちは。難波矯正歯科です。

「歯並びをキレイに整えたい」「かみ合わせを治してしっかり噛めるようになりたい」など、歯列矯正を始めたいと思うきっかけは患者さんによってさまざまです。
歯列矯正を行うことで、笑顔に自信を取り戻せたり、適切なかみ合わせを実現できたりする可能性があり、最近は大人の方でも歯列矯正を行う方が増えてきました。
しかし、歯列矯正を行うための矯正装置にはさまざまな種類があり、どちらを選ぶべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。
特に「ワイヤー矯正」と「マウスピース型矯正装置」の選択に悩む方は多くいらっしゃいます。
中でも「ワイヤー矯正」は歴史が古く多くの症例があることから、「歯列矯正」というと、「ワイヤー矯正」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、代表的な矯正治療法である「ワイヤー矯正」と「マウスピース型矯正装置」のそれぞれのメリットやデメリットを説明しますので、どの矯正装置がご自身に適しているかを考えてみ
ましょう。
どの方法が適しているかはお口の状態やご希望による歯列矯正において、どちらかの矯正法の方が「よい」ということはありません。
「どの治療法がよいのか」ということは、患者さんの歯並び・かみ合わせなどのお口の状態やご希望、ライフスタイルによって異なります。
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置には、それぞれ違った特徴があり、どの治療法を選ぶのが適切なのかは、患者さんによってさまざまなのです。
ここからは、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置とはどのような矯正装置なのかを説明します。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは、「ブラケット」といわれる装置を取り付けてそこにワイヤーを通し、動かしたい方向にワイヤーの力を調節することで歯並びやかみ合わせを改善する治療法です。
一般的な歯列矯正で、多くの歯並びの矯正に対応できます。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正のメリットをみていきましょう。

強力な矯正力

ワイヤー矯正は、複雑な歯の移動にも対応できます。
重度の不正咬合でも、キレイなお口に改善できる可能性があります。

広範囲な症例に対応

開咬（かいこう）やかみ合わせが深い過蓋咬合（かがいこうごう）など、さまざまな歯並びに対応できるといった特徴があります。
固定されているため、治療を進めやすい装置が常に歯に装着されているので、「装置をつけるのを忘れていた」といったこともなく、治療が滞る心配がありません。

ワイヤー矯正のデメリット

いくつものメリットがあり、多くの方が選ばれているワイヤー矯正ですが、
・矯正装置が目立ちやすい
・ワイヤーがお口の中に当たり、違和感を抱えたりや痛みを感じたりすることがある
・食事の際、ワイヤーに食べものが挟まりやすい
・歯磨きがしにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが上がる
といった注意点もあります。
当院では、お仕事上、目立つ装置をつけられない方や、ほかの人に矯正治療中であることを知られたくない方でもワイヤー矯正が行える、リンガルブラケット矯正装置を用いた治療「裏側矯正（舌側矯正）」を選ぶことも可能です。
「裏側矯正（舌側矯正）」とは、歯の裏側にブラケットを取りつける方法で、周りの人から気づかれることはほとんどありません。
当院のワイヤー矯正の費用

マウスピース型矯正装置とは

ワイヤー矯正とともに多く選ばれているのが「マウスピース型矯正装置」で、透明で取り外し可能なマウスピースを使用して歯を動かす方法です。
最初に複数のマウスピースを製作し、それを定期的につけかえることで歯を徐々に動かし、理想とする歯並びの実現をめざします。

マウスピース型矯正装置のメリット

マウスピース型矯正装置には次のようなメリットがあります。

目立ちにくい

マウスピース型矯正装置は透明のプラスチック素材で作られているため、よっぽど近くからお口を見られなければ、ほかの人からはほとんど気づかれることはありません。

取り外しができる

食事や歯磨きの際に取り外せるため、日常生活においてストレスが少なく、お口を清潔に保ちやすいといったメリットもあります。

痛みが少ない

ワイヤー矯正のようにお口の中で装置が当たることが少ないので、口内のトラブルや痛みを軽減することが可能です。
また、徐々に歯を動かすので、歯が動く際の痛みも少ない傾向にあります。

マウスピース型矯正装置のデメリット

マウスピース型矯正装置のデメリットには、
・毎日決まった時間（1日20時間以上）装着しなければ効果を発揮しにくい
・重度の歯並びやかみ合わせには不向きな場合がある
といったものがあります。

【ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置】おすすめの選び方

矯正装置は、患者さんの歯並びやかみ合わせなどのお口の状態、ライフスタイルやご予算、見た目に対するこだわりなどによってさまざまな選択肢があります。
次のようなポイントを参考にして、ご自身に合った治療方法を選びましょう。

ワイヤー矯正がおすすめのケース

ワイヤー矯正がオススメなケースは次のようなケースです。
お口の状態が複雑な歯並びやかみ合わせである場合
「複雑な不正咬合の状態」「かみ合わせの悪さが重度」といった場合の歯列矯正にはワイヤー矯正が適しています。
ワイヤー矯正は、歯にかける力を細かく調整しやすいため、複雑で幅広い歯並びに対応可能です。

装置をつけたり外したりする自己管理が心配

ワイヤー矯正は装置が固定されているため、装置をつけ忘れることはありません。
ご自身で装置の管理をしなくても、治療を進めることができます。
取り外しができないといった点から、装着時間を気にする心配もありません。

マウスピース型矯正装置がおすすめのケース

マウスピース型矯正装置がオススメなケースは次のような場合です。

目立ちにくい治療を希望する場合

矯正装置が見えることに抵抗がある場合は、マウスピース型矯正装置がおすすめです。
透明なマウスピースを使うため、目立ちにくく、お仕事や日常生活で人前に出る機会が多い方に選ばれている治療法です。

取り外し可能な装置を希望する場合

取り外しが可能なマウスピース型矯正装置は、重要なイベントなどでは装置を外すことができます。
食事や歯磨きの際には取り外しができるので、お口の清潔を保ちやすく、むし歯や歯周病のリスクを軽減することが可能です。

通院にあまり時間をかけられない

マウスピース型矯正装置の通院頻度は、お口の症状にもよりますが、治療が進めば3ヶ月に1回程度です。
ほかの治療法にくらべて通院が比較的少ないので、歯科医院に通う時間があまり取れない方に適しています。

不正咬合の状態が軽度なケース

マウスピース型矯正装置は、重度の不正咬合の場合は対応できないことがあります。
「前歯だけを部分的にキレイにしたい」「不正咬合の度合いが軽い」などの状態の場合は、マウスピース型矯正装置が向いているケースもあります。

「自分に合っている治療法は？」歯列矯正のことなら当院までご相談を

ワイヤー矯正なら、幅広い不正咬合に対応できますが、「ワイヤー矯正」と「マウスピース型矯正装置」のどちらがよいかは患者さんの状況によって異なります。
歯並びの状態、ライフスタイル、見た目に対するこだわりによってどちらがよいかはさまざまです。
ワイヤー矯正は強力で効果的な治療方法ですが、見た目や装着の快適さを重視する方にはマウスピース型矯正装置が適しているかもしれません。
南海難波駅から徒歩3分の「難波矯正歯科」では、お一人おひとりのお口を丁寧に検査し、ご希望やライフスタイルをおうかがいした上で、患者さんに合った治療法をご提案いたします。
当院では、ワイヤー矯正でもほかの人からは見えにくい「裏側矯正（舌側矯正）」も多く扱っています。
「ワイヤー矯正の見た目が気になる」という方におすすめの治療法です。
患者さんの立場になってさまざまな治療法をご提案できますので、歯列矯正のことなら当院までご相談ください。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費（自由）診療となります。