みなさん、こんにちは。難波矯正歯科です。
「受け口だけど、見た目さえ我慢すれば大丈夫……」そう思ってはいませんか?
じつは、受け口は見た目だけではなく、身体やお口の健康にも悪影響を及ぼします。
老後になって「受け口を改善しておけばよかった」と後悔する前に、矯正治療で改善するのが望ましいです。
今回は、受け口の特徴や老後に影響すること、治療方法を解説します。
目次
受け口とは?
まずは、受け口の特徴や原因、放置するデメリットを解説します。
受け口の特徴
受け口とは、下の歯が上の歯よりも唇側にある状態です。
上下の噛み合わせが反対になっているため、反対咬合と呼ばれることもあります。
また、歯並びの問題だけではなく骨格的な問題が原因のケースもあり、専門的には下顎前突(かがくぜんとつ)という悪い歯並びの種類に分類されます。
以下のような状態は受け口に分類されますので、覚えておきましょう。
- 下の歯が唇側に傾斜している(歯並び)
- 上の歯が内側に入り込んで噛み合わせが反対になっている(歯並び)
- 下の顎が大きすぎる(骨格)
- 上の顎が小さすぎる(骨格)
受け口の原因
受け口は「遺伝」もしくは「癖や生活習慣」が原因とわかっています。
【遺伝】
約2割程度は、両親の顎の大きさや形が似ることで結果的に受け口になる「遺伝」のケースです。
小さいころは受け口ではなくても、身体の成長とともに下の顎が成長するため、小学生から中学生くらいになり急に受け口に変化するお子さんもいらっしゃいます。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_不正咬合の治療法の概要 より)
両親どちらかが受け口の場合は、お子さんにも遺伝する可能性がありますので、早めに矯正歯科に相談しましょう。
【癖や生活習慣】
小さいころからの癖や生活習慣により、受け口になる方がいらっしゃいます。
以下のような癖や生活習慣がある方は注意しましょう。
- 下の歯で唇を噛む癖
- 下顎をずらして噛む癖
- 猫背
- 口呼吸
などが挙げられます。
下の歯で唇を噛む癖がある方は、歯が前方に押される力がかかり続けて、結果的に受け口になるリスクがあります。
また、むし歯があり痛くなるのを避けるために、下顎をずらして噛んでいるなど噛み合わせを反対にする癖がついている方は早めにやめましょう。
さらに、「お口をポカン」とあける癖がある方は口呼吸の可能性が高く、受け口の原因になります。
お口を閉じていないと、唇側からの力が歯にあまりかかりません。
すると、歯が前方に少しずつ移動して受け口になることがあるのです。
特に猫背の方は下顎が下方に引っ張られるため、口をしっかり閉じられず口呼吸になるリスクが高まりますよ。
受け口のデメリット
受け口を放置するとさまざまなデメリットが引き起ります。
見た目にコンプレックスを抱える
受け口になると、下の歯が前方に出ることからコンプレックスを抱える方も少なくありません。
骨格的に問題があり受け口の方は、横顔を見ると下顎が前方にそり出しているためお口元に自身が持てなくなることも。
その結果、マスクを手放せない方やにっこり歯を見せて笑顔になるのを避ける方もいらっしゃいます。
しっかり噛めない
受け口になるとしっかり上下の歯が噛み合わずに、好きな食事を摂れなくなる方もいらっしゃいます。
前歯は、お肉などの硬いものを噛み切る役割がありますが、上下の噛み合わせが反対なのでやわらかいものしか噛み切れなくなることも。
家族や友人との食事も楽しめなかったり、食事のメニューが制限されたりするため、受け口を早めに改善しておきましょう。
滑舌が悪くなる
受け口の場合、前歯の噛み合わせが反対になることが多く、会話中に上下の前歯の隙間から空気が漏れ出すことがあります。
その結果、しっかり言葉を発音することができなくなり、滑舌が悪いと感じるのです。
特に、「サ行」「タ行」「ラ行」の発音が不明瞭となる傾向にあります。
むし歯や歯周病になるリスクが高まる
受け口の場合、歯並びが乱れていることが多く食べかすが詰まったり、歯磨きでしっかり清掃できなかったりします。
すると、食べかすの中で細菌が増殖し「歯垢」が形成されます。
この歯垢の中には、むし歯や歯周病の原因となる細菌が存在するため、お口のトラブルが引き起りやすくなります。
受け口は老後に影響はある?
「受け口だけれど、もう大人だから治す必要もないのでは?」
「矯正治療って子どものうちに治すものでしょ?」
などの理由で、受け口を放置している方も少なくありません。
しかし、受け口を放置しておくと老後になって困ることがあります。
受け口と気付いたら大人であっても矯正治療で治すことができるため、矯正歯科に相談へお越しください。
ここからは、受け口は老後にどのような影響を与えるのか詳しくみてみましょう。
身体の不調
シニアになり身体の筋力が低下してくると、生活に支障がでますよね。
それに加えて、受け口により上下の噛み合わせが乱れていると身体の不調がより引き起る可能性があります。
身体に力をいれるとき、じつはグッと歯を食いしばる傾向があります。
しかし、上下の噛み合わせが乱れていると一部の歯に負担がかかり食いしばることができません。
そのため、思ったよりも力が発揮されないことがあるのです。
筋力があるうちはカバーできますが、シニアになるにつれて筋力が低下すると身体のバランスをとることが難しくなるリスクがあります。
転倒して大きなけがにつながることもあるため、身体のバランスは保ちたいものです。
他にも、めまい、頭痛、腰痛、肩こりなどの症状が徐々に出てくることがあります。
そのため、受け口の方は早めに改善しておきましょう。
栄養面
噛み合わせが悪いことから、老後はやわらかいものが中心の食生活になる可能性が高まります。
そのため、食べられる食材に限りがでて栄養が偏ってしまうことも。
バランスのよい食事をいつまでも摂るためにも歯並びを整えておくことは大切です。
歯を失うリスク
受け口の方は、歯並びが悪くむし歯や歯周病になるリスクが高まります。
歯に食べかすが溜まりやすいことや清掃不良になりやすいことが原因です。
特に、中高年以降は歯周病になるリスクが高く、歯を早期に失ってしまうことも。
そうなると老後に「歯がほとんどない……」と後悔する方も少なくありません。
老後になっても多くの歯を健康に保つためにも、歯並びを整えておくことは大切です。
受け口は放置しても自然に改善することはほとんどありませんので、老後になり後悔しないためにも早めに治療するとよいでしょう。
老後に困らないために受け口の治療をしよう!
老後に困らないためにも、受け口とわかったら早めに治療を開始しましょう。
もちろん、ご自分で受け口と判断するのが難しいこともありますので、「歯並びが悪いかもしれない」と気になる方は、当院の無料カウンセリングを活用してください。
矯正治療
当院では目立ちにくい矯正装置である「裏側矯正」や「マウスピース型矯正」を取り扱っています。
受け口の矯正治療中も人目を気にすることなく歯並びを整えることができますので、接客業や人前に立つお仕事の方に人気をあつめています。
歯並びが原因で受け口になっている場合は、矯正装置を用いて2年ほど治療を行います。
>>「裏側矯正」について
>>「マウスピース型矯正」について
外科治療
骨格的な問題がある受け口の場合は、矯正治療を用いた治療の前に顎の骨を切除する「サージカルファースト」という外科治療を行います。
提携している医院で治療を受けられますので、まずはお気軽に当院へご相談ください。
また、外科治療が必要になるような骨格的な問題がある受け口の場合は、ご高齢になるほど身体に負担がかかる可能性がありますので、お早めにご相談にお越しください。
>>「外科矯正」について
歯並びや矯正治療のご相談は難波矯正歯科へ
難波矯正歯科では裏側矯正から外科矯正のご相談まで幅広く対応しています。
歯並びのお悩みや矯正治療をご検討中の方は無料カウンセリングにてご相談ください◎
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