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矯正用マウスピースで受け口を治したい!費用はどのくらい?


歯列矯正の治療費用のイメージ

こんにちは。難波矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

歯並びをきれいにしたくても、躊躇してしまう理由の1つに「費用が高い」ことがあげられると思います。
矯正治療は基本的に自由診療のため、健康保険の対象外です。
そのため費用がかかるイメージが強く、あまり知らないうちに諦めてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は『受け口』を中心として、治療方法費用などについて詳しくお話していきます。
受け口や矯正治療の費用などが気になっている方は、ぜひご一読ください。

噛み合わせが反対!?受け口とは?

受け口(反対咬合)のイラスト

正常な噛み合わせでは、上と下の歯を噛み合わせた時に上の歯が下の歯に少し被さった状態になります。
しかし『受け口』の場合は、下の歯が上の歯に被さる形になります。

日本人は上の顎の発達が悪いため、海外の方と比較して受け口の割合が多いといわれています。
海外では1~2%の人に留まるのに対し、日本人では3~4%とおよそ2倍です。

しゃくれと受け口は同じ?

しゃくれのイラスト

受け口と似たような状態を表す言葉に『しゃくれ』というものがあります。
どちらも同じように思えるかもしれませんが、実は別の状態です。

しゃくれは、お顔の見た目が下の顎の先が長く前に出ているような状態をさしていて、噛み合わせは正常であることも珍しくありません。
それに対し受け口は噛み合わせが反対であることをさしており、同時にしゃくれも見られる傾向があります。

受け口が引き起こすデメリットとは?

見た目を気にされる方が多い歯並びですが、それ以外にも下記のような影響を及ぼす可能性があります。

・上手く発音できない音が生じたり、発音が不明瞭になりやすい。
・しっかり噛まずに飲み込むため、消化不良を起こすことがある。
・顎に負担がかかるため、顎関節症になってしまうことがある。
・頭痛や肩こりなどの不調に繋がる可能性がある。

受け口は矯正治療で治せるの? 

表側矯正の装置模型

結果からお伝えすると、受け口は歯科矯正で治せる可能性があります。
とはいっても、受け口には色々なタイプがあるため、状況によっては矯正治療だけで改善を図ることが難しいケースもあります。
気になっている方は、ぜひ一度歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。
ちなみにカウンセリング後の精密検査まで行うと、さらに詳しく状況を把握することができます。

受け口のタイプとは?

先ほどお話したように、受け口には歯の角度・位置によるものや顎の骨格によるものなど、様々なタイプがあります。
具体的には以下の4つがあげられます。

  1. 上の前歯が内側に傾いている
  2. 下の前歯が前に出ている
  3. 上の顎が下がっている
  4. 下の顎が前に出過ぎている

歯が原因となっているものを『歯槽性(しそうせい)』、顎の骨格によるものを『骨格性(こっかくせい)』といいます。
またその程度により『軽度・中等度・重度』と分けられます。

受け口になってしまう原因とは?

受け口になってしまう原因には、次のようなものがあります。

①遺伝

両親のどちらかに受け口がみられると、お子様に遺伝する可能性は高くなります。
歯の大きさや生え方、顎の大きさなどは遺伝しやすいからです。
とはいえ、必ずしも遺伝するとは限りません。

②骨格的な問題

顎の成長が悪かったり、反対に成長し過ぎたりしてしまうと、上下の顎のバランスが崩れて受け口になってしまうことがあります。

③悪習癖(あくしゅうへき)

悪習癖とは、日常生活の中で無意識に行っている何らかの癖のことをいいます。
例えば『指しゃぶり・上唇を巻き込む癖・下顎を前に出す癖・舌で歯を押す癖・口呼吸』などがあげられます。
実は遺伝などの先天的な要因よりも、生まれた後の癖が原因となって起こる後天的な要因が原因となっているケースの方がずっと多いようです。

一見、口呼吸は直接関係ないように思えるかもしれませんが、受け口以外にも多くのデメリットを引き起こすため気をつけなければならない症状です。
口呼吸をしている人はお口周りの筋力が弱く、舌の位置も下がりがちになります。
舌の位置が下がってしまうと、気道を塞いで呼吸がしにくくなってしまうため、空気を取り込もうとして無意識に下の顎を前に突き出す傾向があります。
それが癖になり習慣化されることで、受け口になる可能性があるのです。

どうやって治す?受け口の治療方法とは

歯科の治療に使用する道具

原因が歯によるもので、軽度や中等度であれば『ワイヤー矯正(表側矯正)』『裏側矯正(舌側矯正)』『マウスピース型矯正』などの矯正治療での改善が見込めます。
しかし骨格的な原因を伴う中等度や重度の受け口では、外科的な手術矯正治療のどちらも必要となる可能性が高くなります。
治療方法としてあげられるのは、以下のようなものです。

矯正治療

①ワイヤー矯正(表側矯正)

歯の表側に装置をつけ、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。
固定式の装置で目立つため、見た目が気になる人も少なくありません。
計画通りに治療を進めやすいですが、歯磨きや食事に支障があるというデメリットもあります。
表側矯正について>>

②裏側矯正(舌側矯正)

ワイヤー矯正と同じような装置を用います。
装置を歯の裏側につけることによって、見た目に配慮できる治療方法です。
裏側矯正(舌側矯正)について>>

③マウスピース型矯正

透明で取り外し式のマウスピース型装置を用いて行う矯正治療です。
マウスピース型矯正について>>

外科矯正

外科的な手術と矯正治療によって受け口を改善する方法です。
顎の骨を削って後ろへずらしたり、前に出したりする外科手術を行います。
どのような矯正治療が良いかは、患者様のお口の状況に合わせて選択することになるでしょう。
外科矯正について>>

いずれにせよ、ご自分の歯並びをどのような方法で整えられるのか知りたい場合は、歯科医院でカウンセリングを受けていただくと良いでしょう。
詳しい治療計画までお聞きになりたい方は精密検査が必要になりますが、まずは気軽にご相談してみてくださいね。

マウスピース型矯正ってどんな治療?

歯列矯正用のマウスピースを手に持っている画像

『マウスピース型矯正』とは、透明のマウスピース型の装置を用いて歯並びを整える方法です。
透明で装置が目立ちにくいことと、取り外しが可能で食事や歯磨きに支障がないことが大きな特徴になります。
矯正中の見た目を気にする方に向いていますが、ご自分で簡単に装置を外せてしまう点はメリットでもありデメリットでもあります。

マウスピース型装置は毎日20〜22時間以上つける必要がありますが、決められた時間通りに装着できないと計画通りに歯が動かなくなってしまうからです。
自己管理がしっかりできない場合、失敗したりやり直しになってしまうこともありますので注意しましょう。
メリットだけではなくデメリットもご理解いただいた上で、じっくり検討していただけたらと思います。

気になるマウスピース型矯正の費用はどのくらい?

歯列矯正の治療費用のイメージ(豚の貯金箱,歯の模型,電卓)

マウスピース型矯正は自由診療になりますので、治療を受けられる歯科医院によって費用は異なります。
部分的かや全体的なのかによっても費用は変わりますが、全体的に矯正する場合の費用の相場は80~120万円ほどです。

ちなみに当院では、マウスピース型装置による全体矯正を税込1,100,000円で行っております。
ただし、お口の状態を拝見させていただかないとどの治療方法が合っているのか詳しいことはわかりません。
ご興味のある方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しくださいね。
※難波矯正歯科の「治療費用」について

受け口のお悩みは当院までご相談ください

歯列矯正のカウンセリングのイメージ(ペン,問診票,派の模型)

今回は、受け口の治療方法や費用などについてお話しました。
受け口の治療やマウスピース型矯正について、何となくイメージしていただけたでしょうか。
受け口は、そのままにしていることでお口だけではなくお身体にも様々な影響を及ぼしてしまう噛み合わせです。
見た目が気になっていないとしても、できれば改善することが望ましいでしょう。

当院では歯並びや噛み合わせにお悩みのある方や歯列矯正をお考えの方を対象に、カウンセリングを行っております。
どのようなことに悩んでいるのかや、どうしたいと思っているのかなどをお聞かせいただけたらと思います。
どうぞ気軽にご利用くださいね。
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