こんにちは。難波矯正歯科です!
歯列矯正をしようと考えておられる方の中に、「受け口」で悩む方が多くいらっしゃいます。
「普段の生活で受け口を予防できる方法はあるの?」と思われる方に、
食事の時に意識して受け口を予防できるポイントをまとめました。
今回は食事の仕方と受け口の関係について詳しくお伝えします。
受け口の治療法やその他の予防方法についてもお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
受け口とは
受け口とは、下の歯が上の歯を覆っている噛み合わせのことです。
正常な噛み合わせは上の歯が下の歯を覆っていますが、受け口は噛み合わせが反対になっていることから
「反対咬合」や「下顎前突」と呼ばれている不正咬合です。
上下の噛み合わせが反対になっているため、発音のしにくさや、咀嚼にも悪影響があります。
また、顎の骨格が原因の場合や、癖によって受け口が悪化する場合は、
成長に伴って顔の輪郭がしゃくれている状態になってしまうこともあり、口元や顔の見た目にも影響を及ぼします。
受け口になる原因は「骨格の遺伝」「幼少期の癖」「下顎の発達」の3つが挙げられます。
遺伝は親族の骨格を受け継いだ先天的な原因になります。
幼少期の癖は、舌が下顎や、下の前歯を押すなどの舌癖、指しゃぶり、偏った噛み方などがあり、
癖が積み重なることで受け口を悪化させます。
下顎の発達は、良く噛むことで顎が成長するため、毎日の食事の仕方と深く関係しています。
受け口の原因は食べ方も関係するの?
受け口になる原因である、「幼少期の癖」や「下顎の発達」に関して、毎日の食事の仕方が関係しています。
食事中のタイミングに口周りの筋肉を動かすことが多いため、
食べ方を意識して改善するだけでも受け口になるリスクを下げることに繋がります。
癖に関しては、習慣的に受け口を悪化させる可能性があるため、
幼少期の子どもさんだけでなく、大人の方にも注意が必要です。
食事のときに意識する4つのポイント
現代はテレビやスマホを見ながら食事をする機会が増えており、
なかなか食事に対して集中する事が少なくなっている傾向があります。
下記のポイントを意識して食事を楽しむことで、口周りの筋肉がバランスよく均等に鍛えられるため、
顔の歪みがなく、歯並びのバランスも綺麗に保つことができます。
1.姿勢を正しくして食べる
肘をついたり、前かがみで猫背になって、姿勢が悪い状態で食事を食べると、口周りの筋肉の発達を妨げてしまいます。
前歯で噛み切って、奥歯で噛み砕くという理想的な咀嚼が口周りの筋肉をバランスよく鍛えることに繋がります。
また、姿勢が悪いと内臓が圧迫されて消化不良を起こすことにもつながるため注意が必要です。
背筋を伸ばし、顎を引いて、正しい姿勢に気をつけて食事をしましょう。
2.口をしっかり閉じたまま咀嚼する
口をしっかり閉じて食べることは、唇の筋肉を鍛えることができます。
食事以外でも口がぽかんと開いていると、口の筋肉が衰えてしまいます。
また、口を開けたまま食べると、クチャクチャと音がしてしまうこともあり、
食事中のマナーとしても口を閉じて食べる方が良いです。
3.左右の奥歯でバランスよく同じように噛む
片側だけで噛むような偏った噛み癖は、左右の顔の筋肉のバランスを悪くしてしまいます。
左右の顔つきに悪影響があるため、できるだけバランスよく噛むようにしましょう。
4.噛む回数を意識して増やす
食事中の咀嚼は、口周りの筋肉を鍛えてくれます。レンコンやキュウリなどの歯応えの良い食材を食べたり、
りんごなどの食材を大きめに切って咀嚼回数を増やすなど、調理の工夫も効果的です。
咀嚼回数を増やしてよく噛むことには、小顔効果や、肥満の予防、脳の活性化、消化を助け、胃腸の負担が減るなど、
体の健康にもたくさんのメリットがあります。
受け口の予防方法
幼少期の哺乳瓶、おしゃぶりを長期的に使用することは受け口の原因になるため、長く使用しないことが予防になります。
舌癖、口呼吸などの悪習癖(歯並びに悪影響を及ぼす癖)は時間をかけて歯並びを悪くしてしまうため、
早めに改善することが望ましいです。
定期的に歯科検診を受けることも、虫歯予防をしながら舌の癖がないか、
歯並びに異常はないかを確認できるので、予防に繋がります。
また、定期的な歯科検診は遺伝的な原因がある場合も、
成長期の適したタイミングから矯正治療の計画を考えることができます。
自分でできる受け口の予防方法は、当院のこちらの記事も詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にご覧ください。
→「受け口を悪化させないための対策はある?改善方法をご紹介」
受け口は歯列矯正で治るの?
歯列矯正で受け口が治る方は多くいらっしゃいます。
上図の患者様の治療期間は1年でしたが、受け口が改善されています。
治療期間は症状によって個人差はありますが、矯正治療を受けることで、受け口が1年後に治る可能性もあります。
治療に迷っている方は、ぜひ無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください。
お悩みを一緒に考えていきましょう。
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受け口の治療法
ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)
マルチブラケットを歯に装着してワイヤーで歯を動かす矯正治療です。
治療期間は1〜3年になります。幅広い症例に対応できる治療法です。
※難波矯正歯科の裏側矯正についての詳細はこちら>>
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、軽度〜中等度の症例に対応できる矯正治療です。
マウスピースは取り外しができるため、扱いが簡単で、見た目も目立たない治療法です。
※難波矯正歯科のマウスピース矯正についての詳細はこちら>>
MFT(口腔筋機能療法)
口周りの筋肉の緊張や筋力が衰えると、悪習癖を繰り返しやすくなることや歯並びが悪くなります。
MFTは舌や頬、唇の筋肉の機能を回復させるトレーニングの治療です。
ワイヤー矯正や、マウスピース矯正と組み合わせて行う場合があります。
外科矯正
骨格的な問題がある場合は、根本的な改善をするために外科手術が必要になることもあります。
外科処置後にワイヤー矯正に移行し、受け口を改善します。
※難波矯正歯科の外科矯正についての詳細はこちら>>
治療の費用についてはこちらをご覧ください。
※治療費用についての詳細はこちら>>
まとめ
今回は、普段の食事を通して受け口を予防するポイントについてお伝えしました。
姿勢や食べ方、咀嚼の回数を少し意識することで、受け口の予防もできますし、体の健康にも良いので、
ぜひ食事の時に実践してみてください。
成長期のお子さんがおられるご家庭では、ご家族のサポートも必要ですので、参考にしていただけたら幸いです。
また、しっかりと食事を噛むためには、お口の中のお手入れも大切なので、定期的な歯科検診を受けることもおすすめです。
口周りが変わると、お顔の印象がかなり変わります。
マスク生活が終わり、歯並びを改善するために無料カウンセリングに来られる方が増えてきています。
歯並びでお悩みの方は、一度、難波矯正歯科の無料カウンセリングへお気軽にご相談ください。
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